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高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第13回

Windowsとも手軽にデータ共有できる!

Chromebookがさらに便利に!ネットワークストレージ「Drobo 5N2」導入しよう

2021年05月27日 11時00分更新

文● 山口優 編集●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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iPhoneの写真をDroboに自動転送してChromebookで開く

 前述の通り、Drobo 5N2にはスマホのアプリストアに相当する「DroboApps」が搭載されている。そこで配信されているアプリをインストールすることで、Droboにさまざまな便利機能を追加することが可能だ。

 アプリは米Drobo社の公式アプリだけでなく、サードパーティ製アプリも数多くある。公式アプリは動作保証されているが、サードパーティ製アプリは保証されていないので、利用する場合はあくまでも自己責任で行ってほしい。

 公式アプリの中にはiPhoneで撮影した写真や動画データをDroboに自動転送できる「DroboPix」もある。これを利用すれば、iPhoneの写真・動画をChromebookで活用するのがグッと楽になる。

 手順を簡単に説明すると、まずDrobo Dashboardの左側にあるナビゲーションメニューで「Drobo設定」→「管理者」を選んで「DroboAppsを有効化」にチェックが入っているか確認し、入ってない場合はクリックしてチェックを入れて「OK」ボタンを押す。

Drobo Dashboardの「管理者設定」画面で「DroboAppsを有効化」にチェックが入っているか確認する

 iPhoneのApp Storeで「DroboPix」を探してインストールする。

iPhone用アプリ「DroboPix」をインストールする

 次にパソコンでDrobo Dashboardの「DroboApps」を開いて「DroboPix」をインストールする。続いて、その設定画面を開いて「Add device」をクリックしたら、「Upload location」でDroboの共有を指定して「Add」ボタンをクリック。QRコードが表示されるので、iPhoneのDroboPixアプリを起動してカメラでスキャンする。

Drobo Dashboardの「DroboApps」を開いて「DroboPix」をインストールする

iPhone用アプリでQRコードをスキャンする

 そのままiPhoneのDroboPixを起動しておくと、自動的にiPhoneからDroboにデータが転送されていく。次回以降は、Droboが接続されたネットワーク内でアプリを起動するだけで、差分を転送してくれるようになる。

 データは指定した共有の「Photo Uploads」フォルダ内に転送されるので、Chromebookの「ファイル」アプリでそのフォルダ内にアクセスすれば「ギャラリー」アプリなどで写真を閲覧・編集することが可能だ。

iPhoneの写真・動画データが自動的にDroboに転送され、Chromebookからも閲覧・編集が可能になる

 この方法だと、iPhoneで撮影したデータのバックアップとファイル共有を一度に実現できてとても便利。iPhoneユーザーでChromebookを使っている人や、Chromebookの導入を検討している人はぜひ参考にしてみてほしい。


デジタルライフをアップデートする高機能ストレージ「Drobo」のラインナップ

 初心者でも簡単&便利に使える外部ストレージDroboシリーズには、家庭向けからサーバーとの接続に使うハイエンドストレージまで、多くの製品がそろっている。ここでは、大企業の部門/中小企業から、家庭でも使える製品を紹介しよう(写真をクリックすると、メーカーページに飛びます)。

2016年11月に発表された「Drobo 5C」。手軽に購入できるモデルながら、HDDベイはDrobo 5D3やDrobo 5N2と同じく5ベイを搭載し、もちろん64TB・4Kn HDD対応だ。インターフェイスに、USB 3.0の「type-Cコネクター」を採用する点も大きな特徴となる

5ベイ搭載のNAS製品「Drobo 5N2」。64TB・4Kn HDDに対応する。Gigabit Ethernetポートを2基搭し、複数のネットワークとの接続、故障に備えた冗長化(フェイルオーバー)、そしてリンクアグリゲーションが可能。また、1台目のDrobo 5N2からもう1台のDrobo 5N2にネットワーク経由でデータを自動バックアップする「Drobo DR」にも対応する

2017年9月登場の「Drobo 5D3」。HDDベイはDrobo 5CやDrobo 5N2と同じく5ベイを搭載し、もちろん64TB・4Kn HDD対応だ。高速インターフェイスThunderbolt 3に対応し、USB3.0の「type-Cコネクター」を採用する点も大きな特徴となる

2019年5月に登場した「Drobo 8D」。HDDを最大8台搭載可能で、最大容量は128TBで、4Kn HDDに対応する。Thunderbolt 3インターフェイスを搭載し、ファイルシステムとしてHFS+に対応するMac用DASだ。

8ベイ搭載NASモデル「Drobo B810n」。Gigabit Ethernetポートを2基搭載し、複数のネットワークへの接続やリンクアグリゲーションが可能。4Kn HDDに対応しており、最大容量は64TB。アクセス頻度の高いファイルを自動的にSSDへ配置し体感速度を向上させる「Automated Data-Aware Tiering(自動最適配置機能)」も搭載する

(提供:プリンストン)

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