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四本淑三の「ガレージ・ギークス!」 第7回

弦を巻け!電ドラボール!ギター用工具最強説

2021年05月22日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■ギターにはハイスピードが安心

 で、早速ギターで試してみたら、いやー、速い速い速い。あっという間に巻き取ってしまう。ストリングポストの回転が速いので、うっかりするとおかしな巻き方になってしまう。だからスイッチを入れる前に、ペグやナットに対してテンションがかかるよう、弦を指でしっかり押さえておく必要はあるが、まあ速い。

 そしてトルクのあるオリジナル電ドラボールと、最近出た低トルク型のハイスピード、どっちがいいかも試してみたが、これはギターならハイスピードが安心だ。オリジナルはトルクがありすぎ、気がつくと弦が切れそうなくらいにギンギンに張っているから、細い高音弦は危ない。電ドラボールのスイッチは正・逆転の二択で回転数の調整はできないので、慣れるまでオンオフを繰り返しつつ小刻みに回すことをお勧めしたい。

 逆に弦が太くてトルクの必要なベースは、オリジナル電ドラボールでなければ厳しい。どこまで巻き上げられるかはベースのスケール(楽器の長さ)と弦の太さによるだろうが、手持ちのミディアムスケールのE弦を、過負荷で自動停止するまで巻き上げたところBまで巻けていた。これならロングスケールでも実用になると思うが、実際に試していないので正確なところは分からない。

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