従来使えた一部機能は今後実装予定
新たに“メモリ解放”と“エコモード”を追加
BlueStacks 5のホーム画面は、以前あった検索窓、リロードやヘルプ、Twitterアイコンがなくなり、右端の項目もやや減っている。たとえば、正式実装ではないベータ版だった画面の録画、位置情報設定、シェイク機能が見当たらない。こうした機能については、同社によると「ゲームセンター」同様に追加していくという。
そうした従来の機能はいくつか利用できないが、キーマッピングや音量調整など、ゲームを快適に遊ぶための必要最低限の機能は残っており、さらに“メモリ解放”、“エコモード”が新たに追加されている。
複数の仮想マシン(インスタンス)を同時に起動する「マルチインスタンス」機能は、従来と同じ動作だがエコモードのオン/オフ機能が追加されている。また、従来ではAndroid 32bitとAndroid 64bitで別々にショートカットが作られていたが、BlueStacks 5ではAndroid 64bitでインスタンスを作成してもショートカットが作られず、マルチインスタンスマネージャーで管理するように変わったようだ。
環境設定の項目もやや変更されている。ほぼ変わらないが、通知やゲーム設定、ユーザーデータの機能がなく、“ディスプレイ”設定では、ウルトラワイドの項目がなくなっていた。BlueStacks 5はあくまでベータ版なので、他機能と同じように今後追加されるかもしれない。
“ディスプレイ”の画面解像度設定には、ウルトラワイドのプリセットが用意されていなかったが、カスタムにして画面解像度を21:9の比率で入力すれば、一部ゲームはウルトラワイドで表示できる。ウルトラワイドで表示できるゲームは、3D空間で表現されているレースゲームやオープンワールドのMMORPG、リズムゲームのダンスシーンなどが対応する。
その他、21:9のシネマスコープサイズで作られたAmazonプライムなどで配信されている映画は、フルサイズでぴったりと表示される。逆に16:9で作られた1枚絵の背景を使った2Dアドベンチャーやタワーディフェンスなどは、左右に枠が表示されたりする。
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しかし、BlueStacks 4の時と異なり横2560ピクセルまでしか入力できず、その状態で横3440ピクセル以上の高解像度なウルトラワイドディスプレーでフルスクリーン表示にすると画面が真っ暗になった。ディスプレーの相性の問題もあるかもしれないが、ベータ版をウルトラワイドディスプレーで使うことを考えている人は留意しておこう。
また、BlueStacksでは、ゲームパッドの操作は一部のゲームのみ対応し、そのほとんどがマウスやキーボードでの操作になる。キーマッピングにより、操作性は快適化できるが、リズムゲームなどはどうしてもタッチ操作を前提に作られているところもあり、キーボードでのキー操作では操作し辛い。
そういった人にはタッチ対応のモバイルディスプレーを併用することをオススメしたい。タッチ対応のモバイルディスプレーを使えば、PCの高い性能を活かした動作、かつスマートフォンよりも大画面でタッチ操作ができ、ゲームによってはより快適に楽しめる。
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