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モバイル用途を考慮した堅牢性や充実したインターフェースなどもポイント

第11世代Core搭載、仕事や勉強に役立つ性能とコンパクトサイズがうれしすぎる12.5型ノートPC<LAVIE N1275/BA>

貝塚 編集● ASCII

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すっきりデザインに豊富なインターフェース
堅牢設計で壊れにくい

 外観的には、角を丸めてトップカバーにも緩やかな丸みを持たせた、柔らかさを感じるデザインを採用している。それでいて無駄は少なく、スマートだ。トップカバーの「LAVIE」のロゴは、金属調の光沢を持つ別パーツをはめ込んでいて、さりげないながらも、高級感を感じさせる。

 カラーバリエーションはネイビーブルー、メタリックピンク、パールホワイトの3色展開で、ウェブ限定モデルとして、パールブラックも用意されている。

 今回試用しているメタリックピンクは面白い色味で、ピンクといっても、淡い桜のようなピンク色だ。そこにマットに輝く金属調の光沢が加わり、品のある雰囲気を表現している。

試用機のカラーバリエーションはメタリックピンク。緩やかな丸みを持たせたデザインをはじめ、LAVIEのロゴだけというシンプルなデザインを採用したトップカバーも特徴的だ

 より詳細に観察すると、塗装の表面にはごく微細な凹凸があって、これがリアルな金属感につながっている。NECパーソナルコンピュータの製品は塗装の質や仕上げ、色調にこだわっていると感じることが多いが、本製品においても、“ひと味違う”高い質感を楽しめるだろう。

 また、インターフェースの充実度も特徴の1つだ。背面にはUSB 3.0(Type-A)×2、USB 3.1(Type-C)×1、HDMI出力×1、音声入出力用3.5mmミニジャック、SDカードスロットが搭載されている。

インターフェースは背面に並んでいる。なかでも、USB 3.0端子の片方は、パソコン本体の電源を切った状態でもスマートフォンなどの給電ができる「パワーオフUSB充電機能」を備える

 このうち、USB 3.0端子の片方は、「パワーオフUSB充電機能」を備えており、パソコン本体の電源を切っていても、スマートフォンなどへの給電が可能だ。本機を携帯していれば、モバイルバッテリーを持ち歩く必要もないし、スマートフォンのバッテリーが切れそうでも、コンセントが見つからなくて狼狽することもない。

 そして、これらのインターフェースがすべて背面に集中しているのも、デザイン上の特徴だ。キーボードがギリギリまで攻めてレイアウトされているので、打鍵時は、手の平がややはみ出るかたちになるのだが、側面にインターフェースがないことで、ケーブルなどが手にあたる煩わしさがないし、狭い作業スペースであっても左右にケーブルが突出してしまう心配もない。何より、見た目にもすっきりとしている。

 小さく、質感がよく、インターフェースが充実しているというだけで高評価な本機だが、さらに耐衝撃面にも配慮。均等に150kgfの圧力をトップカバーにかける「面加圧試験」と、半径15mmの円に対して均等に25kgfの圧力をトップカバーにかける「点加圧試験」をクリアしているほか、さまざまなパターンで落としたことを想定した「落下試験」をクリアしている。

 SSD時代になってから、「落下させてデータが吹き飛んだ」といった話はあまり聞かれなくなったものの、携帯を想定したモデルでは、高い耐衝撃性を持っている点は頼もしい。

 とくにアクティブな学生生活では、カバンにしまっているノートパソコンにまで気を配れないシーンも多いと思われる。サークルの集まりなどで意図せずカバンを放り投げられたり、ふざけている誰かがカバンの上に倒れ込んだり……といったシーンを、学生時代には何度も見たような気がする。

Core i5/i7搭載マシンを用意、ニーズと予算に合ったモデルが購入できる

 量販店モデルのスペックは、先ほども述べたCore i7-1160G7(4.4GHz)、8GBメモリー(LPDDR4X)、512GB SSD(PCIe)という構成の<LAVIE N1275/BA>に加えて、Core i5-1130G7(4.0GHz)、8GBメモリー(LPDDR4X)、256GB SSD(PCIe)という構成の<LAVIE N1255/BA>の2種類。

 レポートの作成や、ビジネス利用で資料の作成や表計算がメインの使用になるならスペックを抑えつつリーズナブルな構成の<LAVIE N1255/BA>に。美術系のカリキュラムをとっていて、画像や動画を扱ったり、クリエイティブ系の職種で、軽い編集作業をすることがあるといった場合には<LAVIE N1275/BA>を選択するなど、ユーザーのニーズや予算に合ったかたちで購入できるのがうれしい。

 老舗の国産メーカーならではの優れた外観、仕様、使用感を、コンパクトな筐体に詰め込んだ、長年愛用できるモデルなので、予算と相談しつつ、じっくりとお気に入りの構成を選んでみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 LAVIE N1275/BA
CPU Core i7-1160G7
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー 8GB
ストレージ 約512GB SSD(PCIe)
ディスプレー 12.5型(1920×1080ドット)、IPSパネル、ノングレア
光学式ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0×2、USB 3.1 Type-C(USB Power Delivery対応、ACアダプタの接続ポート兼用、DisplayPort出力機能付き)、HDMI出力、SDメモリーカードスロット
サイズ/重量 およそ幅289×奥行192×高さ18mm/約953g
OS Windows 10 Home(64bit)
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