Amazfitはヘビーデューティー仕様のスマートウォッチ「Amazfit T-Rex Pro」の販売を開始した。価格は日本公式オンラインストアで2万8800円。見た目はかなりイカついが重量は59.4gと軽量に仕上げられ、その上最長18日間というバッテリー駆動時間を実現している。発売されたばかりの本製品を試用する機会を得たので、実機レビューをお届けしよう。
15種類のミリタリーグレードのテストにクリアー
「Amazfit T-Rex Pro」はAndroid 5.0以降、iOS 10.0以降に対応したスマートウォッチ。本体材質はポリカーボネートで、サイズは47.7×47.7×13.5mm、重量は前述の通り59.4g。ストラップの材質はシリコンゴムが採用されており、全体の軽量さと相まって装着感は良好だ。
また、70度の耐熱性、マイナス40度の耐冷性、240時間の耐湿性、96時間の塩水噴射耐性、耐水性、耐凍性、耐衝撃性を含む15種類のミリタリーグレードのテストにクリアーしているとうたわれている。
画面は1.3インチHD AMOLEDディスプレー(360×360ドット)を採用。パネル前面は強化ガラスでカバーされており、指紋付着防止コーティングが施されている。なおデフォルトではオフになっているが、ディスプレーを常時表示させることが可能だ。
本体背面には心拍センサー「BioTracker 2 PPG バイオトラッキング光学センサー」と充電プレート「マグネット式 2ピンPogoピン」が配置され、内部にはセンサーとして3軸加速度、3軸ジャイロスコープ、地磁気、環境光、気圧高度計を内蔵。また位置情報は、GPS、GLONASS、BeiDou、Galileoに対応したクアッド衛星測位システムとなっている。記録できるヘルスケアデータは、歩数、消費カロリー、睡眠時間、心拍数、ストレス、睡眠スコア、PAI(健康指標)、血中酸素飽和度などだ。
本製品の操作は「SELECT(選択)」、「BACK(戻る)」、「UP(上)」、「DOWN(下)」の4つのボタンと、タッチパネルディスプレーでする。詳しくはあとで補足するが、SELECTには「運動リスト」、BACKと左スワイプには「アプリリスト」、UPと下スワイプには「ショートカットコントロール」、DOWNと上スワイプには「ウィジェットリスト」、そして右スワイプには「通知一覧」が割り当てられている。
……と書くと複雑だが、要は4つのボタンと4方向のスワイプで各種機能のリストを呼び出せるので、何回か繰り返して少しずつ覚えていけばいい。