またポータブルモニターは以前のMirabookやMobileBookにはなかった10点マルチタッチ液晶画面を採用しているため、スマホを13.3インチのタッチ画面対応のWindowsパソコンのような感覚で操作でき、極めて高い生産性が期待できる。
デスクトップモードに対応していないアプリの中には、画面サイズがスマホイメージのままという残念なものもあるが、一般的には大きなパソコン画面イメージで見ることのできるアプリが多く、ウェブニュース系のアプリなどはより大きな画面で読めて快適だ。
付属USB Type-Cケーブルで接続しマルチスクリーン化
またポータブルモニターは前述した通りminiHDMIポートを搭載しているので、Windowsパソコンのマルチディスプレー化にも対応可能だ。今回は、筆者のThinkPad X1 Nanoとスタンドモードにしたポータブルモニターを付属のUSB Type-Cケーブルで接続してマルチスクリーン化をやってみた。
またマルチスクリーンの形態変化型として、ポータブルモニターをテントモードでより使用者に近い位置に置いて、タッチパネル付きのセカンドディスプレーとして使うことでより便利であることに気づいた。
ここ数年、ゲーム機とは無縁の生活になってしまっていたが、たまたま来ていた娘が最近ハマっている某ゲーム機を付属のType-Cケーブルで接続してみたところポータブルモニターの大きな画面はなかなか好評だった。
ポータブルモニターは最初に買ったMirabook、第二番目のMobileBookと比較しても様々な進化を実現した多機能な“令和のポケットボード”だった。4台目はもっと多機能化、軽量化を実現した期待できるモデルが登場してほしい。
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今回の衝動買い
アイテム:UPERCT「ポータブルモニター 最新版ディスプレイ 13.3インチIPS液晶パネル」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:2万7980円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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