コロナ禍でテレワークが急増している。電子情報技術産業協会(JEITA)の発表では、2020年度の国内モバイルPCの出荷量が前年比25.1%の増加らしい。また昨年11月にはGIGAスクール構想などの需要もあり、過去最高の前年同月比96.3%増の106万1000台だったらしい。
そんな巣ごもりPC需要の影響を大きく受けて、出荷量を増加させているモノに通称“モバイルモニター”と呼ばれる既存のパソコンに繋いでスクリーンを増設、拡大する目的の軽量液晶モニターもある。
本日ご紹介するのは、そんなモバイルモニターの中でも一風変わった個性的な商品だ。ベースとなるモバイルPCの液晶画面を中央にして、左右に2台の一体型モバイルモニターを増設し、“Tri-Screen(3画面)モバイルPC”を実現する。商品名はそのものズバリ「Portable Tri-Screen for Laptop」(以降Tri-Screen)だ。
筆者の購入したモデルはスクリーンサイズが10.1インチ、解像度1920×1200ドット、アスペクト比は16:10のIPS広角視野の液晶を2枚使った一番コンパクト、軽量なモデルだ。ほかには、11.6インチのモデルと13.3インチのモデルの全部で3種類のモデルがある。後者2モデルはいずれも解像度1920×1080ドット、アスペクト比は16:9だ。
読者諸兄姉には釈迦に説法になるが、単一画面が当たり前のモバイルPCの画面を複数画面に拡張するには、モバイルモニターと呼ばれるものを1台追加することで実現する。しかし筆者の場合、シンメトリーでないモノには心理的な違和感を感じてしまう質なので、2画面マルチスクリーンは使っていてもどうも落ち着かない。
もちろんモバイルモニターを左右に並べず上下2段に配置する方法もあるが、こっちは眼球の上下移動が不得手な筆者にはやはり疲労度が高い。これは上下左右にモバイルモニターを複数枚並べてここ1ヵ月ほど使ってみた実際の結果だった。
そんな時に以前から興味のあったTri-Screenに10.1インチの軽量モデルが追加発売されたことを思い出して、速攻でいつものヨドバシ.comで衝動買いし、即日届いた。

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