今回使ったスマホはモトローラ・モビリティの「moto e7」。同社のエントリー向け「moto e」ファミリーの最新モデルで、モトローラ公式オンラインストアでの販売価格は1万8800円(税込/以下同)。現在のスマホ市場では、最も安い価格帯に属します。1万円台でどこまで使えるのか? 安いなりに妥協しなければならない部分はあるのか? メーカーから借りた端末を1週間使ってみました。
ボディーの見栄えはいいが、質感はそれなり
moto e7は、6.5型の液晶ディスプレーを搭載。上部にしずく型のノッチがあり、そこに500万画素のインカメラを搭載。縦横比は20:9で、解像度は1600×720ドット(HD+)。最近のスマホとしては控え目なスペックです。
高解像度のディスプレーを搭載する上位モデルに比べると、やや輝度が低い印象ですが、小さな文字もくっきりと表示し、普段使いで不便を感じることはなさそうです。「YouTube」や「Netflix」などの動画を楽しむにも必要十分と言えます。
気になったのは、ディスプレーを保護するフロントパネル。moto gシリーズなどの上位モデルで使われるガラスパネルに比べると材質が劣るのか、指紋や汚れが付着しやすく、クロスで拭いても汚れが落ちにくい印象。市販の保護シートを貼って使ったほうがいいでしょう。
右側面には音量キーと電源キーを配置。左側面にはSIMスロットとアシスタントキーを搭載。アシスタントキーはワンタッチでGoogleアシスタントを起動できるキーですが、ほかのアプリを割り当てることはできず、Googleアシスタントをそんなに使わない人には無駄に思えるかもしれません。
SIMスロットには2枚のnanoSIMを装着でき、4G+4GのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応。これは大きなメリットと言えるでしょう。なお、2枚目のSIMの代わりにmicroSDカード(最大512GB)を挿すこともできます。
上部にはイヤホンジャックを搭載し、マイクリモコン付きのステレオイホンも同梱。底部にはUSB Type-Cポートを備えています。
背面パネルは、一見メタル調ですが、プラスチック素材。細かい波線がデザインされていて、光の当たり方によって表情が変わります。指紋が付着しにくいことも利点。1万円台のわりには見栄えよくデザインされていますが、質感はそれなりと感じたのが本音です。
背面パネルの左下にはスピーカーが搭載されています。画面を見ている時には、音が画面の裏側で響くことになります。これは、安い端末なりのデメリットと言えるでしょう。

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