グーグルが進める「地図が完全3D化する時代」
そして、グーグルが「未来」として示したのが「地図の3D化」だ。今も3Dマップが提供されているが、今後数年をかけて導入を考えているのは、以下の動画で示されているような、もっとリアルでシームレスなものだ。
「こうしたルート表示が、皆さんの移動と生活を変えていくと確信している」とグラスゴー氏は話す。リッチで没入感があるだけでなく、交通情報や乗り換えなどの情報を3Dマップ上に重ね、理解を深めることができる。
このような3Dマップは、グーグルが大量に世界中で撮影している写真から、「フォトグラメトリー」と呼ばれる手法で3D化するのだが、そこではもちろん、AIが活躍している。
マシンパワーと5Gなどの回線速度上昇、そしてデータの精度向上によって、3Dマップの価値はさらに高まるだろう。グーグルは、2Dで始まったマップを「本格的3Dマップ」の時代へと、ここから移行させていくことを考えているのだ。