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『督促回収Tech』 のLecto(レクト)がついに始動!1億円超の資金調達も完了

Lecto株式会社
2021年03月22日

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Lecto株式会社
この20年以上進化の乏しい債権管理・督促回収業務を一貫して支えるプロダクトを展開。

この度、Lecto株式会社(読み:レクト、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小山 裕、以下 「Lecto」)が始動したことをお知らせいたします。Lectoは社長の小山(Gardia株式会社の創業者・元社長)を筆頭に、金融並びにテクノロジー業界で確固たる実績を持つメンバーで構成されており、債権管理・督促回収業務のDX(「督促回収Tech」)を推進して参ります。 Lectoは始動にあたり、BEENEXT Capital Management(本社:シンガポール)が運営するALL STAR SAAS FUNDをリード引受先とする第三者割当増資により、創業ラウンドから高い企業価値評価を得て、合計1億円を超える金額の資金調達を完了しております。 また現在既に、yup株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:阪井 優)、株式会社ナッジ(本社:東京都千代田区 代表取締役:沖田 貴史)ほか複数社へのサービス提供が決まっています。



■ 金融機関における債権管理・督促回収業務の現状とLectoのミッション

近年、様々な産業が「金融」の仕組みを取り入れはじめています。

金融に関する法制やテクノロジーは日進月歩で進化し、新しいビジネスチャンスや消費環境が続々と生まれています。特に、近年の、与信やアプリケーションのUXといったユーザーに直接向き合った表側(フロントエンド:ユーザーに直接的に体験や利便性を与えるもの)のサービスの進化と多様性には目を見張るものがあります。

しかし他方で、その裏側(バックエンド)にある金融事業者側の業務運用や組織のしくみは今だにアナログで硬直的なままのものが多く残っています。フロントエンドの進化に追いつけず、結果的に運用コストや信用リスクの相対的な高まりを招じ入れてしまうケースも散見されます。それでは本当の意味でユーザーのニーズに合ったサービスを生み出すことはできません。

私たちLectoの使命は、金融サービスの裏側(バックエンド)にある面倒な実務や複雑で属人化しやすい業務フローの摩擦とコストを解消することにあります。一見地味で「シブい」取り組みですが、Lectoの取り組みこそが金融ビジネスを成長させるキモだと私たちは考えています。

■ 債権管理・督促回収をワンストップで支える当社「督促回収Tech」について

金融事業の複雑なオペレーション設計や職人芸のようになりがちな債権管理・督促回収業務を一貫して支えるプロダクトを開発します。例えば個人ユーザー向けの決済事業の業務フローを自動化し、可視化することで、回収率を大幅に向上させることも可能です。

他方、債権管理・督促回収フローの設計や運用を直接ハンズオンで支援することで、パートナー事業者の素早い意思決定を可能とし、持続的な成長をサポートしていきます。ただプロダクトをリリースして提供するだけでなく、金融ビジネスに必要な知見や職人的な技術を、直接余すところなくお届けいたします。

■ 本ラウンドにおける投資家(※順不同)

・ALL STAR SAAS FUND
・East Ventures
・大湯俊介氏(コネヒト株式会社  創業者)
・堀井翔太氏(ラクマ(旧フリル) 創業者)

※上記の方々に加えて、金融業界とSaaS業界でそれぞれ中心的な役割を果たしておられる方々からのご出資もいただいています。

■ 資金調達の目的と今後の展開

今回のラウンドで調達した資金は、チーム組成に係る採用費用並びにプロダクトの開発費用に充てて参ります。2021年夏には、第1段として督促回収を自動化するプロダクトの提供を開始していく予定です。その他のプロダクトも順次ローンチしていきます。

債権管理・督促回収業務のアップデートが金融市場に与える影響は大きく、当社はARRで1,000億円以上を目指せると試算しています。Lectoが速やかに金融サービスを運営する事業者の皆さまとその市場から大きなご評価を得られるよう、精進を重ねてまいります。

■ 投資家紹介(一部)

前田 ヒロ氏(ALL STAR SAAS FUND・BEENEXT マネージングパートナー)

コメント
「あらゆる産業でFintech化が進むなか、債権管理や督促回収は今後さらに注目を集める重要な分野となるでしょう。ユーザー体験をいかに向上させ、より効率化させることができるかという点がビジネスモデル全体に大きな影響を与えることになると考えています。Lectoの小山社長と創業メンバーは、この分野の知識、そしてオペレーションを構築する経験を豊富に持つトップクラスのチームです。『Fintechが世界を飲み込む』という流れを創る重要な企業となり、数多くの事業を支えるインフラのような存在になると信じています。」

金子 剛士氏(East Ventures Partner)


コメント
「これまでIT化が遅れていた督促回収の領域をテックドリブンに変革していく、という小山さんの構想に共感し出資させていただきました。督促や回収の効率が上がれば、金融機関を中心とした債権者はより大きなリスクを取ることが可能になり、多くの個人や企業に挑戦の機会が増えます。VCにもこれに通ずるものがあると個人的に考えているのですが、今後そういった世界を共に実現できることをとても楽しみにしています。」

大湯 俊介氏(コネヒト株式会社 創業者)

コメント
「督促とそれにまつわる資金繰り。会社にとって圧倒的に大事なイシューであるにも関わらず、地味で目立たない。この難解な領域をやりとげるのは小山さんしかいない、と思い応援させて頂くことにしました。ガルディアの時代から小山さんとお話をさせていただき、葛藤の中でも前に進み続ける姿が印象的でした。それをみてプロダクトが始まる前夜に、株主としてご一緒させて頂くことを決めました。Lectoが会社を支え、社会によい影響を生み出していくのが今から楽しみです。」

堀井 翔太氏(ラクマ(旧フリル) 創業者)

コメント
「後払いという巨大産業が勃興する中で、お金を借りるという行為に対する、既存のCIC・JICCを用いた与信から、AIによる新しい与信など、お金を貸すための技術はより一層進化をしています。一方で、貸したお金を回収するといった行為は未だにアナログでテクノロジーのメスが入っていない世界線にいます。小山さん及び創業メンバーは後払いの黎明期からこの分野を開拓していた先駆者でもあり、Lecto社はこの古い産業構造に技術を持って風穴を開けていけるチームだと思います。今後ますます、発展が望まれる金融市場を牽引するリーディングカンパニーになることを期待しています。」


■ 創業者・代表取締役社長の紹介

小山 裕 (こやま ゆたか)


音楽業界、三越伊勢丹グループ勤務を経て2012年に決済に関する保証会社の創業に参画。その後KDDIグループ等を経て2017年10月、Gardia株式会社を創業して代表取締役に就任。2019年12月、GardiaをM&Aによる伊藤忠商事グループ入りへ導く。Gardiaの代表取締役を退任後、2021年1月よりLecto株式会社の事業をスタート。
(Twitter: @Y_Gardia )

コメント
「 2017年にGardiaを創業した際に、『リスクを取った挑戦と行動の繰り返しだけが、自分を進化させ自身の未来を創る』『常にチャレンジを続ける』と謳ったのですが、その気持ちは今もなお寸分たりとも変わっていません。人生が一回きりと定められている以上は、常に、理想とする自分の像や世界とのギャップに対して戦いを挑み続けたいと願います。そんなことを日々考えながら、Lectoという新しい会社をつくりました。誕生したばかりの会社ですが、既に多くの方々からのご支援やご共感を頂戴していることに深く感謝し、金融という社会的インパクトの大きな領域を基点に、より良い世界の創出にチャレンジしてまいります。 」

■ 共同創業者・取締役の紹介

芹沢 圭佑(せりざわ けいすけ)


2016年、株式会社フリークアウトに入社。プロダクトセールスや広告運用などの経験を経て、2018年に創業後半年のGardia株式会社に参画。保証・決済スキームを活用したアライアンス、債権管理・回収システムの開発・運用マネジメントなどを行う。2021年1月より小山とLecto株式会社の事業をスタート。
(Twitter: @k_seriri )

コメント
「Lectoは『面倒な債権管理・回収業務や資金繰りのリスクと不安から解放され、より事業を前に進めていきたい。』という私たち自身の原体験を元に始まりました。世の中の魅力的なサービスの裏側には、地味で面倒だけど事業にとって重要な業務が多々あります。債権に関わる業務もその一つです。Lectoの生み出すプロダクトがその負担を解消し、Lectoがいることでより多くの企業が積極的にリスクをとれる、事業の可能性を広げられる、そのような世界を作れるよう走り続けていきたいと思っています。」

■ Lecto株式会社 概要

会社名:Lecto株式会社
事業開始年月:2021年1月
代表者:代表取締役社長 小山 裕
資本金:11,213万円(資本準備金含む)
本社:東京都渋谷区道玄坂1−2−3 渋谷フクラス17階
URL:https://lecto.co.jp

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