検証の対象として選んだのは、1月に掲載された熱が逃げやすく、蒸れない! フェイスシールド可動式モデルという記事だ。新型コロナウイルス感染症の拡大により、急速に需要が伸びた「フェイスシールド」を紹介している。
この商品自体の特徴は、「可動式」であったり「超軽量」であったりと、どことなく「アスキーが好きそうなものっぽさ」を感じるのだが、ガジェットを中心に扱ってきたサイトなので、取り扱う商品のジャンルとしては新しいとも言える。分析をすることで、発見があるかもしれないと思った。
分析の結果、衝撃の結果が明らかになる
キーワード、URLを入力し、解析を開始すると、数分後に結果が表示される仕組み。解析にかかる時間は、サイトのボリュームや、SEO極〜KIWAMI cloud〜が参照するデータ量 によっても異なるが、ほかの作業をしつつ、解析も進めておくといった使い方が基本になりそうだ。
検索エンジン最適化機能での解析の結果、熱が逃げやすく、蒸れない! フェイスシールド可動式モデルという記事はSEOの観点で、67%の対策ができているという結果になった。
この67%という数字は、サイトが表示されるスピードや、HTMLの構造などサイトのバックエンドの部分まで含めた評価となる。サイトの構造にかかわる部分については、私の権限では手を入れることはできないため、今回は、純粋にコンテンツの内容にフォーカスを当てて考えてみたい。
検索エンジン最適化の中のコンテンツの内容に限って言えば、SEO極〜KIWAMI cloud〜によって導き出された問題点は、以下の画像となる。
この結果を見れば、タイトル(H1タグ)に入れるキーワードの位置やタイトルの文字数、H2タグ(ページ内の見出しに相当)にキーワードを入れているかどうかといった部分に課題がありそうだ。
結果を踏まえて、記事をもう一度観察してみる。まず、タイトル(H1タグ)は以下のようになっている。
熱が逃げやすく、蒸れない! フェイスシールド可動式モデル
また、H2タグ=ページ内見出しは、制作時にまったく使っていないことがわかった。なるほど、このように客観的にコンテンツの内容を解析されると、見えていなかったものが見えてくるようになる感覚がある。
この連載の記事
-
第8回
トピックス
SEOの完全な素人は、プロの指導による2ヶ月の修行で何を学べたのか? -
第8回
トピックス
記事のSEO対策により、検索結果の表示順位に変動はあるのか? -
第7回
トピックス
SEO対策でもPDCAサイクルが重要、SEOのプロに指南を受ける -
第6回
トピックス
初心者によるSEO対策、記事を検索エンジンに好まれるために改修する -
第5回
トピックス
「検索エンジンに好かれるサイト構造」って? いま本当に必要なSEO対策をプロに聞く -
第4回
トピックス
SEO対策された文章と読みやすい文章、両立はできるのか -
第2回
トピックス
SEO初心者が、SEO対策における重要概念「共起語」を学ぶ -
第1回
トピックス
初心者がSEO対策のプロに聞く、今どきのSEOの基本的な考え方 - この連載の一覧へ