シチズン直感で理解できるアナログ針スマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」を読み解く
2021年01月22日 09時00分更新
シチズン時計の「Eco-Drive Riiiver」は、アナログ針を備え専用アプリを通してスマートフォンと連携する光発電スマートウォッチだ。Eco-Drive Riiiverはユーザーの好みに応じて機能のカスタマイズが可能で、ウォッチをトリガーとし能動的なアクションを起こすことができる。
一方で、Eco-Drive Riiiverの文字盤には、液晶ディスプレーのたぐいが備わっていない。そのため、ウォッチ単体で情報を確認できる機能では、針の動きが重要な役割を果たす。これが決して不便ではないこともおもしろい部分だ。小さい文字盤に長々と文字表示がされない分、針を使ったアナログの情報表示が、直感的な理解を促してくれる。
サイコロやコインを投げる感覚で針の動きを見る
本稿では詳細は割愛するが、Eco-Drive Riiiverにセットできる機能は、「iiidea(アィイデア)」と呼ばれ、専用アプリを介してユーザー自身がカスタマイズすることが可能だ。具体的には「T(トリガー)」「S(サービス)」「A(アクション)」という3つのピース(Piece)を組み合わせる仕組みになる。そして、ウォッチの針の動きで結果を表示する機能は、「A(アクション)」のピースとして存在しており、いくつかのパターンが存在する。
例えば、「針で数値を示す」というアクションでは、Sピースで取得した数字を針で表示できる。具体的には、秒針1周で示す最大値を設定しておけるので、そのなかで該当する数値の部分を秒針が示すことになる。なお、最大値は11~59999までの間で、段階的な範囲を設定可能だ。
これを「ダイススロー」というSピースと組み合わせれば、ウォッチ上でサイコロを投げられる。最大値を0~11のにしておけば、サイコロの結果として、秒針が1時~6時のどこかを指すようになるわけだ。
また、「近隣の~を探す」という類のSピースは、結果を0~59の値で出すので、このAピースと組み合わせることで、方角を指し示すことができる。普段と違う道を散歩しているような場面ならば、近場のコンビニへ向かう方角を、スマホを取り出さずにウォッチの針の向きでわかる。
もっとシンプルな針の動きとしては、「Yes/No」というアクションもある。こちらは、Yes/No、はい/いいえ、ture/falseなどの結果を針で表示可能。針が3時へ動けばYes、9時に動けばNoを意味する。
これを「YesNoをランダムで送る」というSピースと組み合わせれば、コイントスのような機能が実現可能だ。あるいは、Gmailの送信や、スマート家電の操作などを行う場合に、送信や操作が成功したかどうかのtrue or falseの判断もウォッチ上で確認できる。
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