今回レビューするのは、富士通コネクテッドテクノロジーズが開発した5Gスマホ「arrows NX9 F-52A」。arrowsシリーズの5Gスマホというとドコモで販売されている「arrows 5G F-51A」がありますが、こちらは約11万円のハイエンドモデル。対して、arrows NX9は7万円台と少し手頃な価格となっています。キャリアで扱うのはドコモのみ。5G対応スタンダードモデルの1機種として12月18日から販売を開始しています。ドコモオンラインショップでの価格は、7万6032円(税込)。カラーは「ホワイト」「ネイビー」「ゴールド」の3種類がラインナップされています。
スリムで持ちやすい本体
本体は縦長スリムなサイズ感。がっちりホールドできる横幅なので、片手での操作もさほど難しくありません。側面はアルミフレームを採用したデザインで、丸みがあり手になじみます。
本体右側に電源ボタンと音量ボタン、上部にはSIMカードスロット(同じ部分に外部メモリーの差し込み口も)。下部には、USB Type-Cポートとイヤホンジャックを搭載します。
ディスプレーは有機ELを採用し、約6.3型、フルHD+(1080×2280ドット)の解像度というスペック。エッジ部分が婉曲しているため左右のベゼルが狭く、正面から見たときにすっきりした印象を与えます。6.3型の画面サイズ以上に没入感の高さを感じました。また、Dolby Atmosにも対応しています。
アルコール除菌もOK
新しい習慣になるかも
arrows NX9の最大の特徴が、せっけんや洗剤で洗えること。なんと本機は、泡立てたせっけんで本体をこすって、水で流して洗えます。このときスピーカーや端子部分も水ですすいでOKとのこと。さらに、アルコール除菌シートやプッシュタイプの消毒用アルコールによる消毒・除菌にも対応します。
手洗いがいっそう重要視されるいま、「スマホもかなり汚いのでは?」と感じている人も多いでしょう。浸水や水没を気にせず、サッと洗えるだけでも少し安心感が増します。屋内施設に入るときは、アルコール消毒液をスマホにもワンプッシュ。帰宅したら、手洗いうがいスマホ洗い。そんな新しい習慣になるかもしれません。

この連載の記事
-
第539回
デジタル
「Zenfone 12 Ultra」はROG Phone譲りの高性能と大画面を踏襲しながらAIを大幅強化! -
第538回
デジタル
「Xperia 1 VII」の香港版を手に入れたので日本版との違いをじっくり見る -
第537回
スマホ
10万円以下で最高峰のCPU搭載! シャオミ「POCO F7 Ultra」はハイエンドの常識を変えたスマホ -
第536回
スマホ
シャオミ「POCO F7 Pro」はゲームもカメラも普段使いも余裕で7万円以下! スマホ選びに困ったらコレを選べ -
第535回
スマホ
薄型・軽量でハイスペック! 「REDMAGIC 10 Air」はゲーミングスマホの革命だ! -
第534回
スマホ
3万円以下でこの性能!? シャオミ「POCO M7 Pro 5G」がコスパ最強な理由 -
第533回
スマホ
モトローラ「moto g05」は2万円で上質デザイン×賢いAIカメラ搭載のコスパ重視派も納得 -
第532回
スマホ
1円で買えて大画面&安心! ワイモバ 「nubia S 5G」が初心者&シニアにオススメなワケ -
第531回
スマホ
最強級カメラスマホ6機種で撮り比べ! 日米と中韓で傾向が違う -
第530回
スマホ
温度で背面の色が変わるスマホ「realme 14 Pro+ 5G」を冷水に浸けてみた -
第529回
スマホ
Phone(2)ユーザーも欲しくなる! 新機能追加でコスパも良いNothing Phone(3a) - この連載の一覧へ