CES 2021レポート

デタッチャブル型ノートPC「ThinkPad X12 Detachable」も

「ThinkPad X1 Titanium Yoga」をレノボが発表、チタンボディーでThinkPad史上最薄

文●貝塚/ASCII

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ThinkPad X1 Titanium Yoga

ボディーにチタン採用の「ThinkPad X1 Titanium Yoga」

 レノボは米国時間の1月11日、13.5型のノートPC「ThinkPad X1 Titanium Yoga」と12.3型のデタッチャブル型ノートPC「ThinkPad X12 Detachable」を発表した。

ThinkPad X1 Titanium Yoga

 ThinkPad X1 Titanium Yogaは筐体にチタン素材を採用するクラムシェル型のノートPC。現時点で公表されている厚みは「11mm強」であり、史上もっとも薄いThinkPadをうたう。360度回転ヒンジを設け、従来のYogaシリーズ同様、4つのモードで使用できる。

厚みは11mm強という

 ディスプレーのアスペクト比は16:9で、Dolby Vision HDR規格の映像の再現に対応。音響面では、Dolby Atmos規格に対応している。

スタイラスにも対応する

 米国での価格は1899ドルからで、1月中にも受注を開始する予定だ。

脱着型の12.3型「ThinkPad X12 Detachable」

ThinkPad X12 Detachable

 ThinkPad X12 Detachableは、12.3型の脱着型ノートPC。バックライトを内蔵したキーボードユニットをそなえる。ディスプレーガラスには、米コーニングの「Gorilla Glass」を採用。オプションのスタイラス「Lenovo Precision Pen」と「Lenovo Digital Pen」に対応し、ペン操作が可能だ。

 IoT向けのOS「Microsoft Azure Sphere」を採用した「スマートドッグ」に対応。ThinkPad X12 Detachableと有線接続せずに、本体の状態のモニタリングができ、ファームウェアのダウンロードや更新、本体のThunderbolt 4端子への接続機器の管理などに利用できるという。

 米国での価格は1149ドルからで、1月中の受注開始を予定している。

16:10になった「ThinkPad X1 Carbon」新モデルも

 また同社は、第9世代の「ThinkPad X1 Carbon」と第6世代の「ThinkPad X1 Yoga」も合わせて発表している。

 いずれもアスペクト比16:10のディスプレーを採用。5G通信に対応するほか、米ドルビーによる最新の音声会議向け高音質化技術「Dolby Voice 2」に対応。より自然でクリアな音声の再現が可能になったとする。また、電源ボタンに指紋認証センサーを統合している。

 いずれも2月中の受注開始を予定している。米国での販売価格は、ThinkPad X1 Carbonが1429ドルから、ThinkPad X1 Yogaが1569ドルからになる見込み。

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