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睡眠時の呼吸の乱れを感知、臨床試験済みスマートウォッチ Withings「ScanWatch」

2021年01月02日 12時00分更新

文● 松下典子 編集●飯島恵里子/ASCII

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パッと出てパッとわかる反応の速さとシンプルなアプリ

 スマートフォンとの接続には、専用アプリの「Health Mate」をダウンロードして使います。時計とペアリングしたら、性別、身長、体重、目標歩数を入力するだけ。睡眠やアクティビティを自動的に認識してトラッキングされるので、基本的には朝起きたときに睡眠時間や眠りの深さを確認して、寝る前に一日の活動量を見るような使い方です。たまたま私の端末との相性がいいのかもしれませんが、接続が非常に安定していて、アプリを起動すると、すぐに最新データに更新され、気持ちよく使えます。スマートウォッチによってはBluetoothの通信範囲から離れると自動で再接続しないタイプもあり、起動するたびにいちいち接続し直さないといけなかったりすると、面倒になってしまいます。心拍はこまめに確認してナンボなので、接続の安定性とアプリの使い勝手はとても重要。

 現在の心拍数や歩数は手元の時計で確認でき、心拍数が高すぎるなど異常があればバイブレーションで知らせてくれる機能があり、トレーニング中に便利。リューズボタンを押して心拍の計測値が表示されるまでの反応も早くて快適です。ちなみに、タイマーやストップウォッチ、アラームも時計だけでセットできます。

「Health Mate」アプリで歩数、アクティビティの時間、睡眠スコアなどが確認できる

やさしくてわかりやすい日本語レポート

 睡眠のレポートには、睡眠時間、睡眠時の心拍数、眠りの深さのパターンのグラフと、それぞれ解説とアドバイスが表示されます。グラフや数値が大きくて見やすく、解説はやさしく、わかりやすい言葉づかいなのはさすが。説明が足りなかったり、日本語がおかしかったり、表現がキツかったりすると、余計に不安になったりするので、些細なことですが大事ですよね。

睡眠時の心拍から睡眠の深さや時間についてのアドバイスが得られる

 バイタルウォッチは、多くの製品が出ていますが、やはり信頼性と使いやすさが大事。頻繁に計測エラーが起きたり、操作が煩雑だったりすると、そのうち面倒になって着けなくなってしまいます。ScanWatchは、バッテリーの持ちが非常に良いのも特徴です。フル充電から5日間使用したところ残量は98%とほとんど減っていなかったので、1ヵ月は余裕で持ちそうです。通話やSNSなどの多機能性こそありませんが、扱いやすく、スマートウォッチやアプリに不慣れな人でも使いやすそう。性別や年齢を問わずに身に付けやすい落ち着いたデザインなので、健康が気になるパートナーや高齢の方へのプレゼントにもお勧めです。

 

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