肩から太ももまで、全身のコリをほぐせるスグレモノ
立体的な“もみ“＋あったかヒーターのコンビネーションが極楽 マッサージクッション「3Dもみ」にドはまりしました
2021年01月01日 17時00分更新
30代になってから、身体の疲れが取れにくくなった。それ、思い込みではないかもしれません。なにを突然……と思われるでしょうが、実際そう感じている方も多いのでは？
筆者も、もう30代。10代や20代のときのように、寝ればあっさり疲れがとれる、なんてこともなくなった気がします。腰や肩のコリもひどくて、そのおかげで頭痛にも悩まされる始末。このまま年齢を重ねて、症状がさらにひどくなると思うとげんなりしてしまいます。
早急に対応せねばと、疲れを取るためのマッサージチェアや、快適な座り心地をもたらすゲーミングチェアの購入も考えましたが、そもそも狭い我が家にそんな大きな家具はおけません。鍼灸院やマッサージに行く手もありますが、疲れの原因である仕事環境を改善しないことには一時的な処置では意味がありませんし、定期的に通うとなると出費もバカになりません。
どうしたものかと悩みつつ「疲れた、肩イタイ、だるい」と最近おきまりのグチをこぼしていたところ、妻から「これなんか良いんじゃない？」と勧められたのが、今回紹介する「ルルドプレミアム マッサージクッション 3Dもみ」（以下、3Dもみ）です。
上下左右＋前後の3Dマッサージがキモチイイ……
身体のコリを隈なくほぐすマッサージクッション
「ルルドプレミアム マッサージクッション 3Dもみ」
3Dもみは、アテックスのブランド「ルルド」から発売されているマッサージクッション。ルルドはマッサージクッションを何機種か販売していますが、3Dもみはユニットの設計をゼロから再構築したという最新モデルです。直販サイトでの価格は1万3200円。カラバリはネイビーブルー、ライトグレー、ピンクの3色です。
中綿入りカバーを開けると「もみ玉」の突起が分かりやすいですね
内部には「もみ玉」という球状のユニットを4つ搭載します。このもみ玉がグリグリ動いて身体のコリをほぐしてくれるわけですね。1回の使用時間は15分。
背面。右下に見えるのは電源ボタンとヒーターボタン
本体サイズはおよそ幅380×厚さ150×高さ380mm。重さはおよそ2.5kgと、大きさの割には結構ずっしりしています。まあ、マッサージ機構を搭載するわけですから妥当な重さだといえるでしょう。
さて、妻に勧められるままに購入したこの3Dもみ。実を言えば、筆者はこのマッサージ機に疑いの目を向けておりました。「こんな小さなクッションでほんとにコリがほぐせるの？」と、まだ使ってすらいないマッサージ機をあなどっていたのです。
せっかく購入したマッサージ機をなかなか使わない筆者に呆れ、それじゃあお先にと3Dもみを体感した妻は「こりゃいいぜ」と満足気なご様子。
人が気持ちよさそうに使っていると、自分も使ってみたくなるのが人情です。「まあ、せっかく購入したのだから使ってみないわけにもいくまい」と自分に言い訳をして、筆者も3Dもみを試してみることにしました。
腰と壁のあいだに3Dもみをはさみこんで電源ボタンを押すと、ウィンウィンと音をたててもみ玉が動きはじめます。
小さいながら、マッサージチェアのような強い力でグイグイもんできます。もみ玉は背中や腰のラインに沿って動くので、安定したフィット感がありキモチイイ
腰に感じたのは、グイグイとした指圧感。なかなかに強いもみ心地ですが、背中のカーブにも沿うようにもみ玉が動いてくれるので、古いマッサージチェアにありがちな、無理やりゴリゴリ押されて痛みを感じる、というようなこともありません。指圧感をより感じるために体重をかけても、止まることなく動いてくれます。
はじめは、「おや、こいつ案外やるじゃあないか」と、あくまで上から目線を貫いていた筆者でしたが、15分間のマッサージでさっそく手のひらを返す結果になりました。グリグリと動くもみ玉が予想以上にキモチイイ。
従来品のもみ玉は上下左右の動きのみだったようですが、3Dもみは身体の微妙なカーブに沿ってもみ玉が前後にも可動するスイングアームを採用しています。この仕様が、単純な円運動とは異なる立体的で複雑な動きを生み、効率的にマッサージしてくれるわけですね。
単純な円運動ではない、複雑な動きが気持ち良さの秘訣
本体の上下をひっくり返せば「もみ位置」と「もみ感」も変えられるので、使い方次第で首、肩から背中、腰、太ももまでの全身のコリをほぐせます。
首や肩のマッサージから
たとえば、椅子やソファーの背もたれに本体を置けば背中や腰を、寝そべりながら枕のように使えば首や肩を、床に置けばリラックスした姿勢で太ももやふくらはぎをマッサージできるスグレモノなわけです。
太ももやふくらはぎ、お尻のマッサージにも使えます
本体には、もみの強さを調節できる中綿入りカバーも備えます。座ったり、寝転んだりするときの圧でも感じ方が違ってくるので、もみの強さを調節できるのはうれしいポイントですね。個人的には、背中や肩はカバー有り、太ももやふくらはぎはカバーなしでのマッサージがちょうどよいと感じました。
中綿入りのカバーを外せば、より強いもみ心地でマッサージが可能です
そして、筆者がもっとも気に入ったのは、もみ玉に内蔵するヒーターです。このヒーターがぬるすぎず熱すぎず、なんともキモチイイ。そこに3Dの立体的なマッサージがあわさって、まるで人の手でマッサージをされているような心地よさを体感できるのです。身体を温めながらコリをほぐしてくれるので、寒い季節にもありがたい機能ですね。
ヒーター温度は45度以下。冬場のマッサージにはうれしい機能です
自宅はもちろん、オフィスや車でも使えるスグレモノ
こうして筆者は、3Dもみの虜になってしまったのでした。この原稿を書いている今も、3Dもみで腰をほぐしています。
電源がある場所ならば、どこでも気軽にマッサージできるのが3Dもみの魅力です。ハンドクリップも付いているので持ち運びもラクですし、1回15分という時間も長すぎず短すぎず丁度よい塩梅です。また、クッションカバーは取り外して洗濯できるので、清潔に保てるのも地味にうれしいポイントです。
クッションカバーは取り外し可能
洗濯もできるので、家族間で共有してもきれいな状態を保てます
コロナ禍で在宅ワークが主流になりつつある昨今、自宅にマッサージチェアを置けない人や、ハンドサイズのマッサージ用品では物足りないという人にぜひオススメしたい製品です。椅子に置いておけるので、オフィスでの使用にもピッタリかと思います。
また、アテックスの12V専用カーアダプター（別売り）を使えば車でもマッサージができるので、車をよく運転する人はマイカーに設置するのもアリですね（運転中には使用しないでくださいね）。
いやはや、最近のマッサージ機は進化しているんだなあと実感できました。しばらくは3Dもみを手放せそうにありません。
