シャープは、高性能フェイスシールドなど、4種類6モデルを、11月9日から順次発売する。液晶パネル開発で培ったフィルム表面の特殊加工技術「モスアイ」を活用したのが特徴だ。フィルム部は、シャープ米子で生産を行い、チタンフレーム部はメガネフレームの生産で有名な福井県鯖江市で製造する。
企業の受付や飲食店、対面で接客を行うサービス業などを対象に利用提案を行う予定であり、累計1億枚を販売した同社製マスクと同様に、SHARP COCORO LIFEが運営するECサイト「COCORO STORE」を通じて販売する。
SHARP COCORO LIFEの大山貞社長は、「シャープは、8つの事業領域での成長を目指しており、ヘルスケアはそのうちのひとつ。今回のフェイスシールド商品群は、シャープの技術が社会に貢献するためのヘルスケアアイテムであり、マスク同様に、主要パーツはすべて、Made in Japanの高い品質で提供するものになる」とした。シャープ米子では、液晶パネルの生産が可能なクリーンルームを使用して、フィルム部を生産することになるという。
なお、シャープ製マスクは抽選販売を行っているが、今回のフェイスシールドについては、「需要にもよるが、現時点では抽選販売は予定していない。ただ、購入希望が殺到した場合を想定して、抽選販売の準備はしている」と述べた。
シャープが発売するのは、チタンフレームを採用したフェイスシールドとしてMサイズとSサイズの2種類(価格は8980円)、ポリカーボネイトフレームを採用したスタンダード版と位置づけるフェイスシールドが1モデル(1980円)。
マスクと併用し、目をガードするために利用するアイシールドが1モデル(7480円)、教育現場をはじめとして、表情や口元が見えることが大切なシーンに利用したり、個人ユーザーが気軽に装着して外出したりするためのマウスシールドが、MサイズとSサイズの2種類(5980円)を用意する。
なお、チタンフレームモデルにはフィルムが2枚、樹脂フレームモデルにはフィルムが1枚、同梱されている。また、交換フィルムの3枚セットも用意する。価格は2980円から。