純情のアフィリア電脳部＜はみ出し版＞ 第15回

純情のアフィリアと学ぶ、10万円自作ゲーミングPCのパーツ選び

純情のアフィリアの自作ゲーミングPCはインテル、AMD？

インテル派？ AMD派？ 大きな決断に迫られる後編！

　アイドルがデジタルガジェットのことを勉強したり語ったりしちゃう「純情のアフィリア電脳部」。10月29日発売号の『週刊アスキー』では、メンバーが気になっている「ゲーミングPC」に関連して、デジタルガジェット好きの中でも特にパソコン好きには外せない「自作PC」に注目して、秋葉原の人気PCショップ、ツクモパソコン本店さんにご協力いただき、いろいろ勉強してきた！

　その本誌では「メンバーが選んだ10万円ゲーミングPC」を紹介しているのだが、本誌で紹介しきれなかった「このパーツを選んだ理由」を、ツクモパソコン本店さんのアドバイスとあわせてお届けする後編。

　自作PCの基礎を学んだ前編はこちら「純情のアフィリアと学ぶ、10万円自作ゲーミングPCのパーツ選び」

※記事中の価格は9月29日店頭調べです。価格や在庫は常に変動しています。ご注文、ご購入の前に必ずショップで最新情報をご確認ください。

「純情のアフィリア」とは

　萌え業界の2大メーカー、志倉千代丸と桃井はるこがダブルプロデュースし、アニメ楽曲のタイアップなども多数担当している学院型ガールズ・ボーカルユニット。葉山カナ、雨宮セラ、桜田アンナ、優希クロエ、東城アミナ、渚カオリ、夏目ベール、そして電脳部部長の寺坂ユミ　、という個性的な8人のメンバーが所属している。最近ではTVアニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」のオープニングテーマを担当。アイドルファンはもちろん、アニメファンにとっても注目の存在だ。

■関連サイト

• 純情のアフィリア オフィシャルサイト

ツクモパソコン本店

●住所　東京都千代田区外神田1-9-7
●営業時間　10:00～20:00
●公式ページ

　老舗ならではのユーザーの信頼も高いショップ。アフターケアなどを含む手厚いサポートやサービスも特徴。もちろん最新パーツなどに明るいスタッフが多く、製品の在庫も豊富で、自作PCを始めるユーザーは必ず訪れておきたいお店だ。

CPUとマザーボードを一気に選ぶ！

　今回の参加メンバーも部長の寺坂ユミ、東城アミナ、夏目ベールの3人。

東城アミナ

●Twitter→@amina_chan_

東城アミナ

夏目ベール

●Twitter→@BeeL_afilia_

夏目ベール

寺坂ユミ

●Twitter→@129Ym_afilia

寺坂ユミ

ユミ　ケースや電源、そしてグラフィックボードが決まったわけですけど、いよいよCPUを決めるのが今回ですよね！

──CPU以外も含めて一気に完成までもっていきましょうって感じかな。ちなみに、CPUは大きく分けると2社から発売されているんだけどわかるかな？

ベール　インテルはわかります。

ユミ　すごっ！

ベール　知ってました。

──もう一社はどこかわかる？

アミナ　なんだろう、わかんない……。

──AMDっていうんだけど。

ユミ　最近ニュースで将棋の藤井聡太2冠が「CPUが50万だ」って盛り上がった話と関係あります？

ツクモ　関係ありますよ。あれはAMDの「Ryzen Threadripper」という最上位のCPUですね。

ベール　CPUって基本的には数字が上の方が性能がいいって考えていいんですか？

ツクモ　そうですね。たとえばインテルのものだと、Core i5、Core i7、Core i9とこれが上がっていくほどそのCPUの性能が上がっていくと考えて大丈夫です。あとはお客様の用途とかに合わせてどれくらいのをつけますかっていう話ですね。今回ご予算が10万円くらいで、用途としてはゲーミングPCでいいんですよね？

ユミ　ゲームもなんですけど、できたらゲーム配信もしたいなって。実はキャプチャーボードは勢い余って先に買っちゃいました（笑）

アミナ　え、なんで!?

ユミ　ウチのMacでも使えるかなって思ったんだよね。で、買って「よしやるぞ！」としたらMacに非対応なことに気づいて使えずに家で眠ってます。

ツクモ　なるほど。ゲーム配信はリアルタイムでのアップロードやいろいろな処理をするのでCPUがそれなりのものを使っていただいたほうがいんですよね。それを考えるとインテルだと本当はCore i7かCore i9が欲しいところなんですが……

アミナ　Core i9だと10万円の予算で半分占めるんですね。

ツクモ　おっしゃる通りで、予算があるので今回はCore i7かあえてゲームプレイを中心に考えてCore i5あたりでいいのかなと思います。AMDなら同クラスのRyzen 5、Ryzen 7あたりになりますね。ちなみに当店ですと対象のマザーボードとセットで安く買える場合もあるので。そういうキャンペーンを利用していただいて買っていただくと予算も抑えられていいと思います。

アミナ　マザーボードと一緒に買った方がオトクってことですかね。

ユミ　ちなみにインテルとAMDのどっちを選ぶ方がいいっていうのは？

ツクモ　これはものすごく難しくて……、以前ですと安定性なども含めてインテルのものが人気だったのですが、AMDもRyzenというシリーズになってからものすごい人気です。実際に同じクラスのCPUと比べた時の性能差や金額差はそこまでないので、今は正直好みになってしまうんですね。そういう意味でも先ほどの繰り返しですが、店舗などでやっている値引きとかのキャンペーンを見て考えちゃってもいいのかなって思いますね。

ユミ　ってことは、マザーボードも一緒に見ながら決めた方がいいってことですね。

ツクモ　では、CPUはちょっと保留にしてマザーボードを見てみましょうか。

ユミ　白いのあった！

ベール　でもそれすごい高い！

ユミ　これだけで予算オーバーする！

ツクモ　ASRockのZ490 AQUAですね。

アミナ　白いのって他にないんですかね？

ツクモ　ちょっとシルバーよりになっちゃいますけど、同じASRockのSteel Legendのシリーズとかいかがですかね？

ベール　シルバーだけど、かなりイメージとはあってる気がしますね！

ツクモ　インテルとAMDのそれぞれ向けにSteel Legendのモデルはあるので、好きな方を選べるのもメリットです。

──色へのこだわりはすごくいいと思うよ

ツクモ　せっかくサイドガラスで中が見えるようになってますからね。

アミナ　シルバー可愛いと思う！

ベール　これオシャレだと思う。

ユミ　これなら予算に入る感じですかね？

──一旦、おおまかに決めちゃってから、予算超えちゃいそうなら最後に調整すればOKだと思うよ。

ツクモ　それが自作の醍醐味ですから。

ユミ　じゃあ、やっぱり見た目がいいヤツを買いたい。

ベール　せっかくケースが中を見れるやつだから、見た目重視！

アミナ　ちなみにマザーボード値段の高い、安いって何が違うんですか？

ツクモ　そもそものマザーボードのクラスみたいのが違ったりするのですが、同じクラスでも値段差があるのは、オーバークロックというPCをブーストするときの耐性だったり、冷却などの作りだったりと、端的に言うと品質が変わるみたいな感じですかね。ただ、グレードが下のものでも最近は感覚としては壊れにくくなってきているので、予算によっては値段を下げやすいポイントかもしれません。

アミナ　なるほど。じゃあそれこそ見た目で選ぶのもアリって感じですね。

ユミ　ねぇ。このSteel Legendのセットのすごく安い気がする！

ベール　ホントだ。これで良いじゃん！

ツクモ　ちょうどオススメしようと思っていました（笑）先ほどから話にあがっていたシリーズの「ASRock B460M Steel Legend」というM-ATXのマザーボードと、CPUで「Intel Core i5-10400」がセットで税別だと2万7980円とお買い得になってます。

ベール　税込でも3万円くらい？ めっちゃオトク！

ユミ　オトクだ！

アミナ　ちなみにCPUだけだといくらくらいするんですか？

ツクモ　CPU単体ですと税別で2万980円ですね。

ベール　え!?

ツクモ　マザーボードが税別7000円という価格になります。

ベール　さっきこのマザーボード単体で1万2000円くらいしましたよね。絶対コレじゃないですか。

ユミ　でも限定15台って書いてある。大丈夫ですか？

ツクモ　今日はまだ残っていたはずです。

3人　じゃあ、これで決まりで！

──ちなみにベールちゃんだったら「白」でいいの？

ベール　私だったら黒にします。

アミナ　黒だとケースの中にあっても見えないんじゃない？

ユミ　むしろ中を見せないとか。

ベール　見えないかなぁ？

──黒自体の色は見えにくいのは確かだけど、内部を光らせるときに黒単色でまとまってると光も目立つし、コントラスト的にもかなりカッコイイ感じにはなるから、アレンジの仕方次第かな。もちろん、今回みたいに白でまとめるってのは可愛いくてすごくいいと思うよ。