このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第260回

ファーウェイのシェアがついに厳しい状況に!? Honorブランドの売却報道も

2020年10月22日 12時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今夏のスマホ市場はサムスンが王座奪回
ファーウェイが強い市場でシャオミがシェアを伸ばす

 ファーウェイにとって2020年はいろいろな意味で重要な年となりそうだ。米政府による制裁が進んでいたにせよ、自国市場に支えられ、第2四半期にはスマートフォン市場で念願のシェアトップとなった。だが、Counterpointの最新のデータ(2020年7~8月期)はシェアを5ポイント落とし、2位に転落している(https://www.counterpointresearch.com/samsung-smartphones-rebound-july-august/)。

Counterpointのデータより。ファーウェイがシェアを減らしたぶん、サムスンとシャオミが伸びている

 首位はサムスンで22%。4月に1ポイント差でファーウェイに王座を奪われたが、奪回した格好となった。Counterpointはファーウェイのシェアは今後下がると予想している。実際に東欧などのもともとファーウェイが強い市場でシャオミが好調とのこと。シャオミはシェアを3ポイント増やして11%、アップル(12%)に続いて4位となっている。

 ファーウェイは生き残り策としてHonorを切り離すことになるのだろうか。

筆者紹介──末岡洋子

フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン