今夏のスマホ市場はサムスンが王座奪回
ファーウェイが強い市場でシャオミがシェアを伸ばす
ファーウェイにとって2020年はいろいろな意味で重要な年となりそうだ。米政府による制裁が進んでいたにせよ、自国市場に支えられ、第2四半期にはスマートフォン市場で念願のシェアトップとなった。だが、Counterpointの最新のデータ(2020年7~8月期)はシェアを5ポイント落とし、2位に転落している(https://www.counterpointresearch.com/samsung-smartphones-rebound-july-august/)。
首位はサムスンで22%。4月に1ポイント差でファーウェイに王座を奪われたが、奪回した格好となった。Counterpointはファーウェイのシェアは今後下がると予想している。実際に東欧などのもともとファーウェイが強い市場でシャオミが好調とのこと。シャオミはシェアを3ポイント増やして11%、アップル(12%)に続いて4位となっている。
ファーウェイは生き残り策としてHonorを切り離すことになるのだろうか。
筆者紹介──末岡洋子
フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている
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