■「USB-C充電器」がたくさん売れそう
iPhone 12に物理的に入っていないものとして、有線イヤフォンと電源アダプタがあります。付属品が減ったことで外箱は薄くなり、輸送効率が上がるようです。
アップルはこれを二酸化炭素排出量の削減による「地球に優しい」取り組みとして語っていました。ただ、コストダウンが目的ではないかとの指摘や、本当にケーブルを減らすならUSB Type-Cに統一してほしいとの声も上がっています。
iPhone 12にはLightningケーブルが付属するものの、そのコネクタはUSB-Aではなく「USB-C - Lightning」です。このケーブルに合うUSB-C充電器を買い求める人々による「特需」が期待できそうです。
アップルは純正の「20W USB-C電源アダプタ」を税別2000円で販売しています。さっそくiPhone 12対応の小型充電器を発表したAnkerのように、今後はサードパーティから「20W出力」モデルが続々と登場するでしょう。
充電については、新しいワイヤレス充電「MagSafe」にも注目です。磁石の力で充電パッドの位置が決まるだけでなく、純正の「レザーウォレット」のようにiPhone 12の背面にくっつけるタイプのアクセサリーが面白そうです。
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