日本HPは10月16日、アディティブマニュファクチャリング/3Dプリンティングの動向に関する調査結果を発表した。
米HP Inc.がグローバルで調査を行なった「HP Digital Manufacturing Trend Report」を発表したもので、世界の製造業の意思決定者を対象にした調査結果。絶えず変化する環境において 3Dプリンティングソリューションへの投資を増やしていることが明らかになったという。
HP Digital Manufacturing Trend Reportで焦点を当てた9ヵ国のひとつが日本であり、日本の200人の製造業の意思決定者を対象とした調査結果では、回答者の3分の2がアディティブマニュファクチャリング(AM)や3Dプリンティングへの投資を増加する予定であると回答。
調査結果から、デジタルマニュファクチャリング技術は経済成長に繋がる可能性があり、企業のアジリティ(機敏性)の向上や、サプライチェーンの変革に役に立つと考えられていることが明らかになったとしている。また、AM/3Dプリンティングは、無駄を削減し、持続可能な経済を促進すると認識されていることが分かるという。
デジタルマニュファクチャリングの普及には業界を超えた連携が求められており、日本HPでは先進的な取り組みをされているユーザーがパートナー各社と協力し、国内外での3Dプリンティングの適用事例を紹介する「HP デジタルマニュファクチャリング サミット 2020」を10月26日より開催。国内でのデジタルマニュファクチャリング促進を支援するとしている。