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新製品は「化粧水ミスト」コースを追加:

パナソニック美顔スチーマー「おうち需要」で販売倍増

2020年09月16日 09時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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 パナソニックの美容スチーマー「スチーマー ナノケア」が売れています。同社によれば2004年に初代製品を発売してから累計販売台数500万台超のヒット製品になったといいます。

 特に売上が跳ねたのは今年4〜5月。新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が増えたことでメイクよりも美容に手をかける「おうち美容」の機運が高まり、スチーマー ナノケアの販売台数は前年比207%に跳ね上がったということでした。

 9月9日発表の新製品(EH-SA0B)では、新たに化粧水を肌に吹きつける「化粧水ミスト」機能を搭載しました。

 微細化した化粧水ミストを肌表層になじませ、水分と保湿成分を角質層の奥まで浸透させるというもの。手で塗るよりも約15%多く保湿成分が浸透するといいます。ミスト化技術にも構造上の工夫があり、粘性が異なる化粧水でも幅広く使えるそうです。

 新たに化粧水コースを加えた理由は、乾燥肌が気になる冬場に販売が集中していたため。通年使える機能をつけることで、他の季節にも売上を分散させるねらいです。この辺りは除湿機や加湿器など季節性商品に共通の課題と工夫といえます。

 まだ新型コロナウイルス収束の気配が見えない中、今後もしばらく「おうち需要」をねらった企業の動きが続きそうです。

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