替え芯は世界のベストセラーで愛用ユーザの多いトラディオ・プラマンの替え芯を使う。トラディオ・プラマンは、プラスティックペン先の万年筆を目指して、長い年月をかけて開発され1980年に登場した。
使い捨てのプラマンに続き、交換できるインクカートリッジ方式に変更、芯交換することで長く使えることを目指して1986年に登場したのが"トラディオ・プラマン"だ。安定供給の見込める替え芯を使うことでオリジナルのトラディオ・プラマン以外に世界各国でカラフルな外装デザインを採用したユニークなトラディオ・プラマンも登場した。
プラマンやトラディオ・プラマンはそのペン先構造がきわめてユニークだ。「細杆体」と呼ばれる細い樹脂製の棒状のものを束ねた芯のごくわずかな隙間を利用してインクをペン先、そして筆記面に送るシンプルかつユニークな仕組みを採用している。
細杆体はきわめて細く単体では筆記時の筆圧に耐えにくいので、周囲をホルダーと呼ばれる樹脂製の添え板でサンドイッチして補強し、万年筆のペン先のように三角形に削り出したものだ。
補強のための上下の2枚の板状の添え板は前方への出っ張り方が異なり、そのアンバランスな補強により、三角形の細杆体は筆記時の筆圧の加え方によって、そのしなり方をユーザがコントロールして、細い線から太い線までユーザが自由に描くことを可能にしている。
万年筆ユーザも時にはペン先を裏持ちにして極端に細い線や文字を描くことが多いが、プラマンはペン先を360度どこにでも回転、同時に筆圧をお好みで加え、ペン先を自由自在に操り、時には毛筆に近い"とめ、はね、はらい"的表現も可能としている。これがプラマンの超人気の要因の一つだ。
トラディオ・プラマンの替え芯でスタートしたペンジャケットプロジェクトも、予想通り、いろいろな人の意見を取り込むと、その過程でごく一般的なボールペン替え芯も使いたいという声が当たり前のように出てきたようだ。
この連載の記事
-
第807回
トピックス
巻き取り式USBケーブル内蔵のUSB PD 65W充電器を衝動買い -
第806回
トピックス
これはデカい!64TBはありそう? なんちゃってmicroSD風カードリーダーを衝動買い -
第805回
トピックス
キーボードのステップスカルプチャーの美に盾突く、超かわいい子熊キーキャップを衝動買い -
第804回
トピックス
超久しぶりのライブ用に目立ち度抜群な”光るピック”を衝動買い -
第803回
トピックス
大事なモノを“隠すガジェット”衝動買い -
第802回
トピックス
チプカシなのになぜかデカい! チプカシ型目覚まし時計を衝動買い -
第801回
トピックス
離席時に便利な電子ペーパー版メッセージボードを衝動買い -
第800回
トピックス
「いつもあなたのことを思ってる!」をポケットに入れられる! 「ポケットハグ」を衝動買い -
第799回
トピックス
PCにもつながるメカキースイッチ採用のレトロな多機能電卓を衝動買い -
第798回
トピックス
白内障で片眼の手術後、高度近視の筆者が自動焦点アイウェアの「ViXion01」を衝動買い(続き) -
第797回
トピックス
白内障で片眼の手術後、高度近視の筆者が自動焦点アイウェアの「ViXion01」を衝動買い - この連載の一覧へ