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むっちゃほしい:

ケルヒャー日本人のための高圧洗浄機「K MINI」ベランダ掃除に使いやすい史上最小モデル

2020年09月10日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII

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K MINI
10月1日発売
実売価格 2万1780円
ケルヒャー

 日本人がケルヒャー好きすぎるということなのか、ケルヒャーがついに日本人のための高圧洗浄機を開発してしまいました。ケルヒャー ジャパンが9月10日に発表した「K MINI」はケルヒャー高圧洗浄機史上最小サイズのコンパクトモデル。洗車や庭掃除だけでなく、マンションのベランダなどの掃除にも便利です。小型でも力は強く、最大吐出水量はK2クラシックと同等の330L/h、最大許容圧力はK2クラシックを上回る9Mhpaとなっています。10月1日発売。

●3年越しのプロジェクト

 ケルヒャーのウェビナー(ウェブセミナー)で聞いた話によると、K MINIは3年前の2017年から開発を進めてきたプロジェクト。消費者インタビューから始まり、1年がかりでプロダクトデザインを決め、2年目で課題にぶちあたり、3年目でようやく製品として日の目を見ました。

 コンセプトはケルヒャーの高圧洗浄機史上最もコンパクトなモデル。担当したデザイナーは、「ジャパネットたかた専用モデル」を10年以上作ってきたドイツ本社のマイケル・マイヤー氏。

 マイヤー氏いわく、持ちやすさ、しまいやすさ、使いやすさなどにこだわるのはもちろんのこと、手になじむ質感や、やわらかなデザインなど、細部までこだわった設計にしているそうです。

 開発における最大の課題は「音」でした。小型化のためモーターとポンプの配置を変えたことで、駆動音が大きくなってしまったんだそうです。従来はモーターとポンプを横並びにしてダイレクトにギアとつなげるダイレクトドライブ形式でしたが、新製品はモーターをポンプの上に配置してベルトでつなげるベルト駆動形式で、ベルト特有の運転音がありました。しかし設計を改良することでK2と同等の72dBまでおさえることができるようになった、ということでした。

 本体だけでなくホースも特別設計。しなやかなホースを採用したことで本体下部にくるくると巻きつけてしまいやすくなっています。

 これまでのかたいホースと比べるとその差は瞭然。

 ホースだけを単独でしまう手間もありません。

 サイズが小さいのでマンションのベランダも、より手軽に高圧洗浄機で洗えるようになったといいます(マンションのバルコニーは防水仕様になっていないこともあるので漏水にはご注意を)。

 もちろん洗車にも便利です。

 ケルヒャーでは家の中にインテリアとして置いておくこともできると言っています。ベランダやガレージで使って汚れた高圧洗浄機をインテリアにするのはなかなか気合いがいりますが、浴室掃除などをメインに使うとすればアリかも知れないですね。玄関の靴箱などにも入りそうです。

 冒頭「日本人がケルヒャー好きすぎるためか」と書きましたが、ケルヒャーの狙いはズバリ都心部在住の女性です。これまでケルヒャーの主要顧客は洗車や庭掃除をメインとする郊外、戸建ての中高年世帯がメインでしたが、新たにマンション住まいでケルヒャーを持っていなかった層に思いきってリーチする狙いですね。実際、生活系のブログではよくRentioなどでケルヒャーを借りてベランダを掃除するといった話を見かけるなど、市場としてはかなり有望に見えます。小さな家を整えるのが好きな日本人にどこまで刺さるか注目です。まあ、個人的にはむっちゃ欲しいですよね。

 

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