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ケーブル食わないロボット掃除機がついに来たァーッ! プラススタイル「Roborock S6 MaxV」

2020年09月08日 13時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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Roborock S6 MaxV
9月11日発売
直販価格 8万7780円

https://plusstyle.jp/shopping/S6V52-04

 ロボット掃除機最大の難点、ケーブル食っちゃう問題いよいよ解決です。スマートホーム関連製品を手がけるプラススタイルが8日、複眼カメラで電源ケーブルを認識して回避するロボット掃除機「Roborock S6 MaxV」を発表しました。レーザーセンサーで空間認識をした上、複眼カメラで人間の目のように物体を立体的にとらえ、床の上に置かれたさまざまな物体を認識するといいます。チップにクアルコムのAPQ8053(8コア)をのせたことで、高度な処理ができるといいます。

 具体的には、スリッパ、電源タップ、ケーブル類、体重計、台座、布類、ちりとりなど床に置いてある一般的な8種類の物体を認識し、避けて掃除する機能を備えます。認識した物体はアプリ上にアイコンや写真で表示し、どのような物体であるかを判別した認識率を表示。なんと「子どものおもちゃ」「ペットのうんち」なども認識できて、対象物はソフトウェアアップデートで順次追加されるということでした。

 ただ対象物を避けるだけではなく、たとえば履物や体重計、台座、ちりとりなどならギリギリまで近づいて回避しますが、電源コードやケーブル類は少し遠い距離で回避し、ペットのふんは10cm以上の距離をあけて回避するそうです。

 カメラは見守りにも使用可能。外出先でもアプリを使えば部屋の様子がリアルタイムで見られます。ロボットなので撮影しながら本体を移動することも可能。補助ライトを備え、暗いところでも撮影できます。撮影した動画や画像のデータはセキュリティ保護のため本体からすぐに削除されます。

 ゴミや空気を吸い込む圧力にあたる吸引力は2500Paで、いわゆる「猫砂」も吸引できるとしています。297mLの水タンクを備え、水拭き機能を備えます。アプリから水拭き運転時の吸引力と水量を設定可能で、マップをもとに「水拭き禁止エリア」を指定することもできます。

 見守り機能も驚きですが、やはり最大の衝撃は回避できる物体の多さです。使用前の面倒な片づけはロボット掃除機の因縁的問題。パナソニックはレーザーセンサーで障害物を避ける機能を備えましたが、Roborockは複眼カメラでさらに精度を高めようとした形です。ルンバも最近カメラセンサーを使って家具を認識する機能をアップデートで追加していて、認識機能は今後ロボット掃除機のトレンドになっていきそうです。実際の認識精度がどれくらいなのかぜひ実機で試してみたいですね。トミカとプラレールを回避できたら最強なのですが。

 

<主な仕様>
本体サイズ 直径約353×厚さ96.5mm
重さ 約3.6kg
稼働時間 最長180分
ダストボックス容量 460mL
水拭きタンク容量 297mL
(アプリによる水量4段階調整)
掃除面積 最大200m2
乗り越え可能な段差 最大2cm
Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHzのみ)
マッピング方式 LDSレーザー
スマートスピーカー Google、Amazon
吸引レベル 最大2500Pa

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