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不動産テック協会、Geoloniaと共同で不動産情報の共通ID付与の取り組みを開始

一般社団法人不動産テック協会
2020年07月31日

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一般社団法人不動産テック協会
~2021年内に加盟する不動産テック企業同士の情報連携を目指す~

一般社団法人不動産テック協会(代表理事:赤木 正幸、巻口 成憲、以下、不動産テック協会)は、株式会社Geolonia(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:宮内 隆行、以下、Geolonia)と共同で、国内の土地や建物等の不動産情報に対して、共通IDの付与に向けた取り組みを開始いたします。2021年内に、不動産テック協会に加盟する企業同士の情報連携が可能となることを目指してまいります。



■背景
現状の不動産情報は、共通して利用できる通し番号などはなく、「住所」や「物件名」などで物件を特定しています。そのため、「三丁目」と「3丁目」といった表記ゆれが頻繁に発生しやすく、そのたびに情報修正する状況が続いています。さらに、これらの不動産情報はオープンデータではなく各企業が個別に保有する情報のため、不動産事業者や不動産テック企業にとって、不動産情報を扱う上で大きな課題となっていました。
不動産市場は、GDPにして61兆円の規模を持ち(※1)、膨大なビッグデータを保有する、一大産業です。今回、地図開発を得意とするGeoloniaと共同で不動産の基盤データを構築していくことで、不動産業界全体における情報連携を推し進め、データ活用の幅を広げてまいります。

■本取り組みについて
不動産テック協会のデータ流通部会にて、不動産テック協会に加盟する不動産テック企業同士が共通の「不動産ID」によって、情報連携ができる取り組みを開始します。Geoloniaが開発するオープンデータを活用し、不動産の基盤データを構築していきます。2021年内には、不動産テック協会の企業同士が、共通の「不動産ID」によって情報連携できることを目指してまいります。

■不動産テック協会について
不動産テック協会は、現在100社超の加盟に対して、内72社(※2)は不動産テック企業が属する、日本最大の不動産テック企業の団体です。加盟企業には、仲介や管理業務、価格査定、ローン・保証など、多岐にわたる不動産業務の効率化や収益化のために、テクノロジーを活用しサービス提供する企業が加盟しています。各社ごとに保有する不動産情報は、数千~数億に及びます。

名称  :一般社団法人不動産テック協会
代表理事:赤木 正幸、巻口 成憲
URL :https://retechjapan.org/
本社  :東京都港区南青山4-9-1 シンプル青山ビル1F
設立  :2018年9月
活動内容:
・不動産テック(不動産×IT)業務に関する調査研究及び情報発信
・不動産テック(不動産×IT)業務の標準化及びルールの確立
・不動産テック(不動産×IT)従事者等の育成・指導
・ビジネス機会創出のための各種活動
・国内外の関連諸団体等との情報交換や連携・協力のための活動とイベント開催
・国及び地方公共団体等に対する協力並びに建議及び要望
・前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業

※1:内閣府発表、平成30年GDPより
※2:2020年7月31日時点

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