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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第104回

アップルiOS 14、一番うれしいのは動画が観やすい機能

2020年07月14日 09時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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●なぜこの機能が便利なのか?

 この機能がうれしい理由は、特に移動中にiPhoneを、動画を楽しみながら使う場面です。

 たとえば、Netflixでドラマを見ているときにLINEで友人からメッセージが来ました。もちろん「今いいところだから後で返事」という人もいるかもしれませんが、多くの人は通知をタップしてLINEアプリを開き、返事を書いてからNetflixに戻ります。

 これがLINEだけでなくFacebook MessengerやTwitter、雨雲アラーム、電車の運行情報など、様々な通知が動画視聴を中断します。それがスマホでの映像視聴だと言われればそのとおりなのですが、体験としてあまりにお粗末と言わざるを得ませんでした。

 子画面機能が搭載されると、届いた通知をタップしても、動画は子画面で再生を続けながら返事を書き、再び全画面に戻すことができます。ちょっと映像から気を逸らすことになりますが、体験が分断されることなく、一時的なながら視聴で切り抜けることができます。

 個人的に体験してみると、この違いは非常に大きいものがあると思いました。

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