ホーム画面上のショートカットアイコンを活用しよう
筆者はスマート扇風機2Sがソフトバンク社の+Style製品だったので、スマート扇風機2Sも同社のIoTプラットフォームである+Styleアプリのクライアント機器として組み込まれると思っていたので、スマホ上のIoTプラットフォームが+StyleとMi Homeの2つになってしまい、その点だけが少し残念だった。
しかし、詳細設定でスマート扇風機2Sだけをショートカットアイコンとしてホーム画面に追加することができる。これでたったひとつのIoT機器しか登録されていないMi Homeをわざわざ開くことなく、ホーム画面上のショートカットアイコンをタップするだけでスマート扇風機2Sにダイレクトにアクセスできる。
約2週間ほどスマート扇風機2Sを使ってみたが、気になった点は2つ。ひとつは、内蔵バッテリーで駆動中に、アプリで扇風機の電源を切った後、再電源オンをしようとしても、マイデバイスのスマート扇風機2Sが薄く表示され、タップすると"デバイスがオフライン状態です"というエラーで操作がまったくできなくなることがある。
筆者のWi-Fiルータ(TP-Link Deco 5)側から接続されているクライアントをチェックして見たが、電源オフにしてからだいたい30分以上経過すると、スマート扇風機2Sが見えなくなっている。どうもバッテリー駆動時は省電力化のために意識的にWi-Fi通信を切っているようだ。AC電源で使用している時は発生していない。
そしてもうひとつは、スマートアシスタントとの連携処理だが、Google Homeは動作したが、Amazon Alexaでは、該当するスキルが見当たらず、今のところ不成功に終わっている。
スマートなんちゃらというと、必ず音声発話でできることが旬のようだが、実際にやってみると面倒なだけで、思ったほど便利でない場合も多い。筆者も自宅では、スマート扇風機2Sを半分くらいは本体電源のオンオフと首振りのオンオフだけで使っている。微妙な風速コントロールや、自然風モードの選択、タイマー設定を行う時などにたまにアプリを使う程度だ。
スマート扇風機2Sを使う最大のメリットは、その静音性と長いバッテリー駆動時間だ。あまりにも静かなので、今までに何度か寝る前に電源オフすることを忘れてしまって、朝まで扇風機を回しっぱなしのことがあった。ベッドに入って寝るつもりの時はタイマー設定が有効だが、起きている時は普通タイマーはセットしないだろう。
朝起きてスマート扇風機2Sが徹夜して元気よく送風しているのを2〜3回見てがっくりして以来、デザイン的には大きなマイナスなのは分かっているが、スマート扇風機2Sの前ガードに自家製の吹き流しを付けて電源オフを忘れないように心がけている。
今回の衝動買い
アイテム:スマート扇風機2S
・購入:+Style
・価格:1万2980円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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