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6万円台から、小規模ビジネスにも最適な新複合機

エプソン、全色顔料インクのエコタンク複合機「PX-M791FT」など4モデル

2020年06月24日 11時05分更新

文● 貝塚/ASCII

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PX-M791FT

 エプソン販売は6月24日、ビジネス向けのカラー複合機「PX-M791FT」など4モデルを発表した。

 全モデルにエコタンクを搭載し、ランニングコストを抑えながら、ビジネスシーンに適したパフォーマンス、耐久性を備える点が特徴。以下にそれぞれの特徴を紹介する。

A4カラー複合機 エコタンク搭載モデル「PX-M791FT」

 PX-M791FTはおよそ幅425×奥行き500×高さ350mmという省スペース設計のA4プリンター。

 主なスペックは最大用紙サイズがプリント/スキャンともにA4、印刷スピードがカラー/モノクロともに25ipm、給紙容量は250枚×2段+リア50枚、耐久性は公称20万ページ。全色顔料でエコタンクを採用。自動両面印刷機能、アクセスポイントなしでホストデバイスと接続する「Wi-Fi Direct」に対応する。ランニングコストは、公称でカラー2円/モノクロ0.8円。一度インクタンクを交換すれば、カラーで6000枚、モノクロで7500枚の印刷に対応するとしている。

 1年間の出張保証が付帯する。価格はオープンプライスで、実売価格は8万円台後半になる見込み。7月9日に発売予定

A3カラー複合機 エコタンク搭載モデル
「PX-M6712FT」「PX-M6711FT」

PX-M6712FT/PX-M6711FT

 PX-M6712FTおよびPX-M6711FTはファクス、ADF(自動原稿送り)、A3のスキャンに対応したモデル。両モデルとも同じ筐体デザインを採用し、価格と印刷速度に違いを持たせている。

 主なスペックはサイズがおよそ幅515×奥行き500×高さ350mmで、いずれも最大用紙サイズがA3ノビ、給紙容量は250枚×2段+リア50枚、耐久性は公称20万ページ。全色顔料でエコタンクを採用。自動両面印刷機能、アクセスポイントなしでホストデバイスと接続する「Wi-Fi Direct」に対応する。ランニングコストは、公称でカラー2円/モノクロ0.8円。一度インクタンクを交換すれば、カラーで6000枚、モノクロで7500枚の印刷に対応するとしている。

 印刷スピードが2モデルで異なり、PX-M6712FTはカラー/モノクロともに25ipm、PX-M6711FTはカラー12ipm/モノクロ25ipm。

 PX-M6712FTには1年間の出張保証、PX-M6711FTには1年間の持ち込み保証が付帯する。価格はオープンプライスで、実売価格はPX-M6712FTが13万円台後半、PX-M6711FTが10万円台後半になる見込み。7月9日に発売予定。

A3カラー複合機 エコタンク搭載モデル「EW-M5610FT」

EW-M5610FT

 EW-M5610FTはA3のプリントと、A4のスキャンに対応するモデル。コンパクトな設計ながらA3ノビがプリントできる点が特徴。スキャン機能は最大でA4となるが、「プリントはA3まで使いたく、スキャンはA4までで十分」といったニーズに対応できる。

 主なスペックはサイズがおよそ幅498×奥行き358×高さ245mm、最大用紙サイズがA3ノビ(プリント)、給紙容量は250枚×1段+リア20枚、耐久性は公称10万ページ。ブラックのみ顔料インク、カラーは染料インクで、エコタンクを採用。自動両面印刷機能、アクセスポイントなしでホストデバイスと接続する「Wi-Fi Direct」に対応する。ランニングコストは、公称でカラー0.9円/モノクロ0.4円。一度インクタンクを交換すれば、カラーで6000枚、モノクロで7500枚の印刷に対応するとしている。

 価格はオープンプライスで、実売価格は6万円台後半になる見込み。7月9日に発売予定。

エコタンクモデルでトータルコストを節約できる

 エコタンク搭載モデルは、従来ビジネス向け複合機で一般的だったトナータイプよりインクが安価であり、インクのシェアも可能な点が大きな特徴。ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの1セットをまとめて購入すると、1万2700円となるが、印刷可能枚数もカラーで6000枚と多く、1枚1円を下回る、低ランニングコストでの維持が可能となる。

 同社では、インクジェットプリンター(LP-M720Fを想定)を使用している事業所で、今回発売するエコタンク搭載モデル「PX-M791FT」に切り替えた場合、3万4000枚でPX-M791FTの購入価格が償却できるため、以降はエコタンク搭載モデルの方が、印刷をするごとにトータルコストが安価になっていくと説明する。

 A3モデルでは設置性や使い勝手の高さで、小売や飲食、学習・教育分野の需要を狙う。A4モデルでは、店舗のバックヤード、小規模な医院(クリニック)、文教分野での領域拡大を狙いたいとする。

 また、今回発売の4モデルを通してデザインに統一感を持たせ、メインカラーをホワイトにしている点にも注目。省スペース設計に加えて圧迫感を減らすことで、さまざまな環境に設置しやすいモデルに仕上げている。

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