ストレージ容量不足を解消し、指紋認証でセキュリティーも万全!
iPad Proと外付けSSD「T7 Touch」でPDFの作業が捗りまくる

軽いトラブルに遭遇したが、2020年5月になってようやく筆者のもとにもau版のiPad Pro 11(2020)が届いた。ストレージ容量はその時に入手可能だった256GB。ほんの少し前までは十分な容量と言えたが、最近のコンテンツはなにかとファイルサイズが巨大だ。それもあって主だったデータはクラウドサービスにアップし、ローカルストレージは一次置き場とするつもりだったが、それでもデータ通信量や1ファイル2GBのデータなどを扱っていると色々と問題が出てくることに気付いた。
そこで、サムスンの外付けSSDである「Portable SSD T7 Touch」を併用することにした。PDFやRAWデータなどの巨大なファイルのプールとして、また受け渡し用の外部ストレージとして活用したい。iPad Proだけでなく、Windows PCやMacとのデータやり取りに使えるし、指紋認証によるデータ保護も非公式な使い方ではあるがiPad Proでも有効だ。
T7 Touchは名刺に近いサイズ感で約85(W)×57(H)×8(D)mm、重量は約58gと持ち運びやすい。筐体は金属部材となっており、同社によるテストでは最大2メートルの高さから落下しても耐えるほか、3年に及ぶ長期保証も特長だ。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2種類で、ストレージ容量は500GB、1TB、2TBの3種類ラインアップする。
Samsung Portable SSD T7 Touchの主要スペック | |||||
---|---|---|---|---|---|
型番 | MU-PC2T0 | MU-PC1T0 | MU-PC500 | ||
容量 | 2TB | 1TB | 500GB | ||
インターフェース | USB 3.2 Gen.2(10Gbps) | ||||
サイズ | 85(W)×57(H)×8(D)mm | ||||
重量 | 最大58g | ||||
シーケンシャルリード | 最大1050MB/s | ||||
シーケンシャルライト | 最大1000MB/s | ||||
UASP Mode | サポートあり | ||||
暗号化 | AES 256ビットハードウェア暗号化 | ||||
セキュリティー | パスワード設定、指紋認証 | ||||
対応OS | Windows 7以降、Mac OS X 10.10以降、Android Lollipop以降 | ||||
保証期間 | 3年間 | ||||
実売価格(税込み) | 5万3000円前後 | 3万円前後 | 2万円前後 |
なお、指紋認証機能を省いた廉価版である「Portble SSD T7」もあり、こちらは速度などは同等だが、2TBモデルが4万7000円前後、1TBモデルが2万5500円前後、500GBモデルが1万5000円前後と4500~6000円ほど安い。しかし、今回は、センシティヴなファイルが増えがちな筆者の環境を考慮し、指紋認証によるロックが可能なT7 Touchを選択した。
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