使い込むほどに実感する使い勝手と利便性の心地よさ

テレワークでも “余裕のある性能”が気持ちいい<Lenovo Yoga S740(15)>をレビュー

文●山口優 編集●ハイサイ比嘉

提供: レノボ・ジャパン

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仕事でもプライベートでも快適に使用可能

 液晶ディスプレイは15.6型のIPSパネルで、解像度はフルHD(1,920×1,080ピクセル)と、このクラスのノートPCとしては標準的。輝度は500nitとかなり明るく、DisplayHDR 400に準拠している。そのため、一般的な映像コンテンツよりも明暗差が幅広いHDR 10/Dolby Visionコンテンツを視聴することも可能だ。

 加えて本体にはDolby Atmos対応のステレオスピーカーも内蔵されている。Netflixなどの動画配信サービスの中には、HDR 10やDolby Vision、Dolby Atmosに対応したコンテンツを提供しているところがあるが、そういった規格に対応した外付けディスプレイやスピーカーを別途購入しなくても、Yoga S740なら本体1台で楽しめてしまうワケだ。

 ちなみにこの液晶ディスプレイは最大約180度まで開くことができる。これは仕事の打ち合わせや商談などで相手に画面を見せたい場合などにとても便利。

ディスプレイは約180度まで開閉可能

 またディスプレイ上部のベゼルにはWebカメラ(HD 720p)が内蔵されており、オンライン会議やリモート飲み会などに活用できる。ユニークなのは、カメラをスライド式のプライバシーシャッターで物理的に隠せるようになっている点。使用しないときにスライドしておけば、同僚や友達の前にうっかり無防備な顔を晒してしまう失敗を防げる。意外にこうした細かい配慮がなされたノートPCは少ないので、テレワークでWebカメラを利用する機会が多い人は注目してみてほしい。

ディスプレイ上部には、プライバシーシャッター付のHD 720p カメラがある

プライバシーシャッターをスライドさせることで、物理的にカメラを隠すことが可能だ

入力がはかどるテンキー搭載キーボード

 文書を作成する機会が多い人にとって重要なのがキーボードだが、Yoga S740はテンキーを標準搭載しているのが大きな特徴。最近は15.6インチクラスのノートPCでもテンキーを省いた製品が増えてきているが、Excelなどを使う際は、やはりあったほうが便利。業務の効率がまったく違う。

キーボードはテンキーを標準搭載。バックライトも内蔵しており、暗所でキートップの文字を光らせることも可能

 テンキーがあるため、ホームポジションが画面中心から左側に少しずれるが、タイピング自体に問題は感じなかった。キーピッチが実測で約19mmあり、キーストロークも十分確保されているので、長時間使用していても疲れにくい印象だ。キーを押したときの感触もよく、打鍵音も静かなので、長文でも軽快にタイプすることができた。

 ちなみにテンキーの下あたりには、Windows Hello対応の指紋認証センサーが搭載されており、指を当てるだけでパスワード入力を省略してログインできる。実際に試してみたところ、指紋認証の精度やスピードも十分。リモートワークなどで個人所有のノートPCを業務で利用するケースが増えてきているので、そういった場面でも非常に快適に使えると感じた。

指紋認証センサーを搭載しており、安全&スムーズにログインできる

5K出力対応のThunderbolt 3(DisplayPort対応)端子を搭載

 インターフェイスは、本体左側面に電源コネクターとヘッドホン出力/マイク入力コンボ端子、右側面にThunderbolt 3端子(DisplayPort対応)、USB 3.1 Type-C端子×2、microSDカードリーダーを搭載している。インターフェイスの種類は多いわけではないものの、普段使いに必要なポートは揃っているので不便を感じることは少なそうだ。

 ちなみにThunderbolt 3端子はふたつともDisplayPort出力機能付きで、最大5K(5120×2880ピクセル)での出力が可能。4K動画の編集などに便利な5Kの外付けディスプレイを利用できるのは、YouTuberや動画クリエイターにはかなりうれしいポイントではないだろうか。

本体左側面に電源コネクターとヘッドホン出力/マイク入力コンボ端子を搭載

本体右側面にThunderbolt 3端子(DisplayPort対応)、USB 3.1 Type-C端子×2、microSDカードリーダーを搭載する

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