インターフェースはType-Cのみ
周辺機器接続用として用意されている端子類はUSB2.0 Type-Cのみだ。PCとして考えれば非常に少ないが、タブレットとして利用するなら特に問題はないだろう。Type-C端子はUSB PDによる充電が可能になっているが、充電速度を考えると30W以上の充電器やモバイルバッテリーの利用をオススメしたい。
USB Type-CはDP接続による映像出力にも対応している。外部出力時の最大解像度はフルHD(1920×1080ドット、30Hz)だ。接続する外部ディスプレイ側のリフレッシュレートが60Hzのみ対応だとフルHDで表示できないため、ほかの解像度で表示させる必要がある。
カメラはフロントが200万画素で、リアが800万画素。アプリは標準のものだが、写真は意外と高画質だ。スナップ程度であれば問題なく使えるだろう。
エントリークラスのスペックながら、レスポンス良好でサクサク
CPUは8コアのMediaTek Helio P60Tで、メモリー容量は8GB、ストレージは128GB eMMCだ。CPUが8コアといってもエントリークラス向けであるためパフォーマンスは高くない。ベンチマークスコアは2~4万円台で買えるエントリークラスのChromebook相当だ。
ベンチマークスコア自体は、CPUとしてCeleron N4000を搭載しているWindows用PCよりも低いが、Chrome OSの操作自体は非常に快適だ。電源オフの状態から起動し、パスワード入力画面が表示されるまでにかかった時間は12秒程度。Windows PCだと10万円以上の高級機でも15秒程度が平均的(筆者調べ)であることを考えれば、コスパは圧倒的に高い。ブラウザーベースの作業が基本となるので、回線が遅くない限りレスポンスは良好だ。Androidアプリも使えるものの、すべて利用できるわけではないので注意していただきたい。





















