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3倍の売れ行き示すものも

外出自粛の中、好調な売れ行き示す「在宅家電」、各社の動向をまとめる

2020年05月26日 11時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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 新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人たちが、外出自粛や在宅勤務を余儀なくされている。そうしたなか、自宅にこもる生活を、豊かにするための家電製品が売れている。これらは「巣ごもり家電」や「在宅家電」と呼ばれており、前年実績を大きく上回ったり、計画値を上回ったりといった売れ行きをみせている。 コロナ禍で人気の家電を紹介しよう。

2~3倍の売れ行き示す調理家電

 最も注目を集めている家電が、調理家電だ。

 自宅で食事をすることが増え、それに伴い家庭で調理をするために、新たな家電を購入する動きがみられている。休校で家にいる子供のために食事を作ったり、在宅勤務で家にいるお父さんが料理に腕を振るったりと、購入のきっかけは様々だ。

 人気の筆頭なのが、シャープの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」だ。同社によると、今年1~3月の販売台数は前年同期比約2.5倍。4月には前年同月比3倍以上の売れ行きをみせている。「食材と調味料を入れてボタンを押せば、かき混ぜも温度調節もお任せという自動調理機能が特徴。外出自粛や学校の休校に伴い家庭では毎日の調理機会が増えているのに加え、在宅勤務の共働き世帯では、調理は家電に任せて、仕事に集中できる点が好評だ」という。

 シャープでは、有名レストランの味を自宅で楽しめる料理キット宅配サービス「ヘルシオデリ」を提供しているが、これも4月は前年同月比3倍以上と好調だった。

 2017年10月に開始した同サービスは、下ごしらえした食材や調味料などがセットで自宅に届き、それを「ヘルシオ ホットクック」やウォーターオーブン「ヘルシオ」に入れて、ボタンを押すだけでおいしく仕上げることができる。メニューも豊富であり、人数や価格、ジャンルから選択できる点もうれしい。利用者からは、「手軽に、出来たての料理を楽しめる」という声があがる。学校休校や緊急事態宣言発令以降、販売が増加しており、献立を考えるのに苦労している、あるいは手軽においしい料理を楽しみたいという用途にも便利だ。

 パナソニックでも、電気圧力鍋の販売が好調だという。3月は前月比約1.5倍、4月は前月比約1.7倍と右肩上がりで販売が増加している。「家で食事を作る回数が増えるなか、手間なく、ほったらかしで、本格的な調理のできる点に注目が集まっている」とする。

 日立グローバルライフソリューションズの過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」も、高級クラスの販売台数が、3~4月には前年同期比約1.2倍と好調だ。「日立独自の『Wスキャン調理』は、重さと温度の両方をはかるため、調理ごとに分量が変わっても、火加減はおまかせで手軽に調理ができる点が好評」だという。

 同製品のオートメニューには、人気のレシピ―サービス「クックパッド」の殿堂入りレシピを採用。これを使えば、人気の料理が手軽に調理できる。「時間はかけられないけれど、おいしい料理を作りたい、毎日の献立を考えたりする手間を省きたいといったニーズに応えられる」という。

 東芝ライフスタイルでも、オーブンレンジの販売が好調で、販売台数は前年比1.5倍になっているという。「東芝独自の石窯ドームを採用したプレミアムモデルから、単機能の製品まで幅広く売れている」という。

 同社サイトへのアクセスも増加しているようで、とくに、オープンレンジ(電子レンジ)へのアクセス数は、4月には前月比約45%増と急増している。

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