新たに「ホーム」画面や「タブバー」などが登場、モバイルでよく使う画面に素早くアクセス
SlackがモバイルアプリのUI刷新、“シンプルで整理されたSlack”へ
2020年05月14日 06時30分更新
Slackは2020年5月14日、モバイルアプリのユーザーインタフェース(UI)におけるデザインの刷新を発表した。今年3月に発表したデスクトップアプリのUI刷新に続く取り組みで、今後数週間をかけて順次ユーザーに展開していく。新しい「ホーム」画面や「タブバー」、スワイプによる素早い画面切り替えなど“シンプルで直感的に使える、より整理されたSlack”を目指したという。
モバイルアプリのUI刷新を発表したブログ記事の中でSlackは、これまでのモバイルナビゲーションは「わかりにくく、ふつうではない」ものだったと述べている。今回のUI刷新では、ユーザーからのフィードバックも得ながらそれをシンプルに整理し、移動先でもすぐに「会話にキャッチアップできる」「DMやメンションに反応できる」「メッセージを送信できる」ことを目標として設計と開発を進めてきたという。
新しいUIではまず、“ユーザーのスタート地点”となる「ホーム」が用意された。この画面には、ワークスペース内でユーザーが参加するチャンネルやスレッドなどがリスト表示され、それらの画面をワンタップで開くことができる。
ホーム画面下部には「タブバー」を備えており、モバイルアプリでよく利用される「DM(ダイレクトメッセージ)」「メンション」「あなた(プロフィール/ステータス変更)」の各画面に、ワンタップで切り替えることができる。
スワイプ操作による画面遷移も取り入れている。画面を右にスワイプすると「ワークスペース一覧」が、また左にスワイプすると「直近で開いていた会話(チャンネルやDM)」が表示されるようになっており、アプリを立ち上げたあと素早くコミュニケーションが始められる仕組みだ。
3月のデスクトップアプリのUI刷新で登場した「新規メッセージ」ボタンも採用されている。ホーム画面のこのボタンをタップするとメッセージ入力画面が開き、チャンネルやユーザー、グループDMなどを選択して送信できる仕組みだ。またSlackアプリのショートカット機能や、DM画面から音声通話を開始できる「コール」ボタンも追加されている。
なお今回のUI刷新は、iOS/Androidモバイルアプリのアップデートにより適用される。Slackでは、今後数週間かけてすべてのユーザーに展開されるだろうとしている。