在宅勤務を支援するセキュリティーツール「HP Sure Click Pro」は期間限定で無償提供
日本HP、最先端イノベーションで強化したPCセキュリティーソリューションを発表
2020年04月30日 13時30分更新
日本HPは4月30日、包括的なデバイスの保護を提供するセキュリティーソリューション「HP Sure Click Enterprise」「HP Proactive Security」「HP Pro Security Edition」を発表した。また、世界的にテレワークが進んでいることを受けて「HP Sure Click Pro」の期間限定無償提供も開始。
HP Sure Click EnterpriseはSoC運用組織を有する団体・企業向けのエンドポイント保護ソリューション。高度な攻撃から企業のエンドポイントを保護し、リアルタイムの詳細な脅威インテリジェンスをセキュリティー部門に提供。タスクレベルの隔離と使い捨ての仮想マシンによるランタイム保護が可能になるため、侵害、永続化、横展開、データ盗難を防ぐことができるという。5月下旬より提供を開始予定。
HP Proactive Securityは、保護優先のアプローチを取ることで、SoCを持たない企業がIT部門の負荷を増加したり、ユーザーに行動の変更を依頼することなくサイバー攻撃を防御可能とする。HPのサイバーセキュリティーエキスパートがモニタリングと管理を実施し、高度なディープラーニングと隔離技術の適用でエンドポイントの保護とリスク低減を実現。サービスはシンプルなダッシュボードからアクセスできる「HP TechPulse」でデバイスの保護状態を全体的に監視し、阻止した攻撃に関する詳しい情報が提供される。4月16日から提供されており、価格は1デバイスあたり8800円/月。
HP Pro Security Editionは、ハードウェアレベルのPCセキュリティーソリューションを拡張したシンプルかつ堅牢なエンタープライズレベルのセキュリティーを実現。Windows 10搭載PCにおけるアプリケーションの隔離とディープラーニングによるエンドポイント保護を提供する。ディープラーニングAIベースの保護ソリューションである「HP Sure Sense Pro」と、ブラウザー・ファイル・アプリケーション向けに隔離保護を提供する「HP Sure Click Pro」が含まれる。今年年夏以降に販売するHP EliteとProシリーズの一部製品に搭載される予定。
また、日本HPではより安全な在宅勤務が可能になるHP Sure Click Proを9月30日まで無償で提供する。HP Sure Click ProはユーザーがHP Sure Clilck Secure Browserを使用してウェブサイトを閲覧したり、電子メールや添付ファイル(Word、Excel)を実行する際にの脅威から保護するもの。WordとExcelの編集を隔離されたコンテナー内で実行する際にも保護。Windows 10搭載PCであればHP製品以外でも利用できる。