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12コア/24スレッドCPUとRTX 2070 SUPERでApex Legendsは143fpsほぼ貼り付き!

Ryzen 9 3900Xでゲームや実況配信が快適、LEDなし大人な雰囲気で静音性にも優れたゲーミングPC「ZEFT R9FD」の性能をチェック

2020年04月21日 14時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT R9FD」

 LEDをあえて光らせずに、大人な雰囲気を目指したパソコンショップSEVENのゲーミング向けPC「ZEFT R9FD」。前回紹介したとおり、ZEFT R9FDは、Fractal Designとのコラボレーションモデルで、CPUにAMDの12コア/24スレッドタイプの「Ryzen 9 3900X」を、GPUに「GeForce RTX 2070 SUPER」をそれぞれ採用したハイスペックを誇るマシンだ。では、実際にゲームでどの程度のパフォーマンスを発揮するのか、いくつかのテストにより明らかにしたい。

4K解像度でも快適なプレイが実現
ストレージ性能の向上も好結果

 早速、「3DMark」(Version 2.11.6866)の結果から見ていこう。ZEFT R9FDは、Fire Strike“無印”で22000台の非常に高いスコアを発揮し、4K解像度のテストであるFire Strike Ultraでも6000以上という良好な結果を残している。それは、DirectX 12のテストであるTime Spyでも同様で、ZEFT R9FDはTime Spy“無印”で10000オーバー、Time Spy Extremeでも5000弱とかなり高いパフォーマンスを叩き出している。

3DMark

 では、実際のゲームではどうなのか。まずは、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」からだが、ここでは描画負荷が最大となる最高品質でベンチマークを実行した。その結果だが、ZEFT R9FDは3840×2160ドットでも、スクウェア・エニックスが指標で最高評価とするスコア7000を上回り、2560×1440ドット以下の解像度ではスコアは15000以上に達している。最小フレームレートを確認すると、2560×1440ドットで44fps、1920×1080ドットに至っては59fpsと、かなり快適に同タイトルがプレイできることは誰の目にも明らかだ。

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマークの結果

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク実行時のフレームレート

 続いて「Apex Legends」だが、ここでは描画負荷が最大となるようオプションを設定し、そのうえでゲームをプレイ。そして、プレイ中における1分間の平均フレームレートと最小フレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。ZEFT R9FDは、3840×2160ドットでも常時60fps以上の高いパフォーマンスを発揮。しかも、1920×1080ドットでは、最小フレームレートが143fpsと、リフレッシュレート144Hzに対応したディスプレーのスペックを存分に発揮できる結果を残しており、コアなゲーマーにも満足のいくポテンシャルを備えているといってよいだろう。

Apex Legendsのフレームレート結果

 ゲーム以外のパフォーマンスも確認しておこう。まずは「PCMark 10」(Version 2.1.2177)から、今回は無償版でも利用できるPCMark 10“無印”のテストを実行している。その結果は、総合スコアが7316と高く、とくにEssentialsとDigital Content Creationの2つのテストグループで、10000以上という高いスコアを発揮している。

PCMark 10の結果

 前者はマシンの基本性能を測るテストグループで、アプリケーションの起動やWebブラウジング性能が良好であるのを示しており、後者はコンテンツ制作に関したテストグループで、画像レタッチや動画編集にも優れているということが、この結果から見て取れる。

 続いて、PCI-E 4.0に対応したSSDの実力を確かめるべく、「CrystalDiskMark」(Version 7.0.0)も実行しておこう。その結果は、シーケンシャルリードの性能を示すSEQ1M Q8T1のRaedのスコアが非常に高く、OSの起動はもちろんのことゲームの起動やロードでも、待ち時間の短縮が期待できそうだ。ストレージ面でもストレスを感じないという点は、見逃せないポイントといえる。

CrystalDiskMarkの結果

 動画のトランスコード性能についても見ておきたい。今回は、実際にFFXIV: 漆黒のヴィランズをプレイした解像度が1920×1080ドットで7分半の動画を用意。この動画フォーマットはMotion JPEGなので、動画配信サイトなどで利用されているH.264/AVCとH.265/HEVCへと、「ffmpeg」(Version 4.2.2)を使ってトランスコードし、その際に要する時間を測定した。すると、H.264/AVCは8分ほど、H.265/HEVCは23分ほどで、それぞれトランスコードが終了した。負荷の大きいH.265/HEVCでも、30分を切っているあたりは、さすが12コア/24スレッドのCPUの一言だ。

「ffmpeg」(Version 4.2.2)のトランスコードに要する時間

 最後に、「OBS Studio」(Version 25.0.4)を用いて、Apex LegendsのプレイをTwitchで配信している際のフレームレートをFrapsで取得した。なお、オプションは先のテストと同じく、描画負荷が最大となるように設定している。すると、3840×2160ドットでは10fps程度落ちてしまうものの、それでも最小フレームレートは60fps以上を発揮。2560×1440ドットであれば、最小フレームレートは120fps近く、1920×1080ドットにいたっては配信の影響はまったく見られない。このあたりも、Ryzen 9 3900Xの12コア/24スレッドが真価を発揮している。

Apex Legends配信時のフレームレート

動作音も抑えられており静音性は良好
性能と静音性の双方を重視するユーザー向け

Fractal Designの簡易水冷クーラーを採用

 以上のテストから明らかなように、ZEFT R9FDは多くのゲームが快適にプレイできるといっていい。もちろん、ゲーム以外の性能も高く、さまざまな用途で活躍できることは間違いない。また、実際に使用してみると、ZEFT R9FDの静音性の高さに驚かされる。

 ゲームのプレイ中など、CPUやGPUに大きな負荷が掛かっている状態でも、ZEFT R9FDから聞こえる動作音はさほど大きくなく、ヘッドフォンをしていなくても、ウルサイと感じる人は多くないはずだ。これは、Fractal Designの簡易水冷クーラーの静音性の高さはもちろんのこと、PCケースのDefine R7のパネルに張り付けられた吸音材がうまく機能しているといっていい。

 ZEFT R9FDの価格は30万7780円から(4月13日現在)だが、これだけのパフォーマンスを備え、なおかつ静音性も高いことを考慮するとお買い得感は高い。とくに、マシンの動作音を気にするユーザーであれば、このZEFT R9FDは一考の価値ありだ。

ZEFT R9FDの主なスペック
CPU Ryzen 9 3900X(定格クロック3.8GHz、最大クロック4.6Hz、12コア/24スレッド、キャッシュ容量64MB)
グラフィックス MSI GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OC(2スロット使用)
メモリー 32GB PC4-25600(DDR4 SDRAM、16GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 500GB SSD(CFD「PG3VNF」、NVMe PCI-E Gen.4)、2TB HDD(Serial ATA 6Gbps)
採用ケース Fractal Design Define R7
CPUクーラー Fractal Design Celsius S36
マザーボード ASRock X570 Phantom Gaming 4
電源ユニット Fractal Design ION+ Platinum 860P(定格出力860W、80PLUS Platinum認証)
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
OS Windows 10 Pro(64bit)

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