スマホ単体でRiiiverが使えるようになる。そしてApple Watch対応も
オープンなIoTプラットフォームであるリィイバーにアクセスして、アィイデアを利用できるデバイスがEco-Drive Riiiver以外にも一気に増えそうだ。松王氏が取っておきの秘策を語り始めた。
「まずはスマホ単体で、アィイデアが使える環境を整備する。アップルのデバイスについては、iPhoneに続いてApple Watchにもエコシステムを広げたいと考えている。それぞれに今夏ごろのローンチを視野に入れて、開発を進めている」(松王氏)
スマホについてはiOS、Androidに対応する「Riiiver」アプリで作成したアィイデアを、Eco-Drive Riiiverにダウンロードしなくても使えるようになるイメージだ。松王氏はRiiiverアプリ内にiiideaを利用できる画面を追加し、手軽にiiideaを選択して実行できるようにしたい。Apple Watchに関してもRiiiverアプリからApple Watchにiiideaを転送し、コンプリケーションの機能として、iiideaを動作させられるようにしたいと説明してくれた。
アップルがiOS 12から投⼊した、複数のアプリやサービスによる処理を組み合わせてルーチン化できる「ショートカット」の機能の一つとして、ピースを追加できないかも検討しているようだ。
「ショートカットのように気軽にアィイデアが作れる楽しさを味わってもらえれば、リィイバーによって創造される価値がより多くの方に伝えられるのではないか」と松王氏が戦略的な機能追加の狙いを説いている。
「シチズン時計のスマートウォッチだけでなく、さまざまなデバイスやユースケースがリィイバーへの入口になればいいと考えている。沢山のユーザーの中で“楽しい時=ライフルスタイル”を共有したいという思いが高まれば、リィイバーに自然な広がりが生まれるはず」と語る、大石氏の戦略は理にかなっていると言えるだろう。
スマホやApple Watchをはじめとする、他社製のスマートウォッチでも気軽にアィイデアが使えるようになれば、アナログ感覚の腕時計に“リィイバー対応”という魅力をアドオンした、シチズンのEco-Drive Riiiverが持つ独自性もより明快になる。
だが、実はリィイバーの進化はこれだけに止まらない。