AMDは、日本では未発売だった第3世代Ryzenのローエンドモデル「Ryzen 5 3500」を2月22日より発売する。市場想定価格は1万4680円(税別)。
7nm製造プロセスを採用した第3世代Ryzenのなかでも、「Ryzen 5 3500」は“コストパフォーマンスをとことん追求した”モデルを謳う。6コア/6スレッド、ベースクロック3.6Ghz/ブーストクロック4.1GHzで、競合となるCore i5-9400Fと比べてベースクロックが約25%以上高速だという。
キャッシュはL2+L3で19MB。大容量のL3キャッシュを搭載しながら、TDPは65Wに抑えられている。また、次世代基準のメモリー規格「DDR4-3200」にネイティブ対応しており、より高速なデータ転送が可能。
「Ryzen 5 3500」のメインターゲットとなるのは、1080p設定での高FPSプレイや、ストリーミングと動画の共有などを行なうPCゲーマー。そして複数のクリエイティブソフトを同時実行するようなマルチタスク処理を行なうクリエイターなど。
AMDによれば、「PUBG」や「World of warcraft」などのゲームにおいても、1080p環境なら余裕をもって楽しめるゲーミング性能を発揮するという。ビデオカードなど検証環境の詳細は明かされていないものの、どちらのゲームでも高いfpsを記録し、Core i5-9400Fを上回っているとのこと。
CPUクーラーには、小型の「Wraith Stealth」を標準搭載している。