T教授の「戦略的衝動買い」 第564回

メカエンジニアが気迫で作ったアルミ削り出しボールペン「MechaSEA」を衝動買い

メカと精度に自信がある荒木エフマシンは修理対応にもポジティブだ

強烈なパッションを感じる荒木エフマシン

　メカシーの製造元である荒木エフマシンは、メカの精度に対して当然のように相当の思い入れがあるようだ。同社のウェブページには、修理対応や補修部品の形状や価格などもきめ細かく記述されており、昨今のごく普通の文具メーカーからは感じることのない強烈なパッションを感じてしまう。

良い意味でメカオタクらしい純正部品の詳細な紹介とその販売価格も自信の現れだろう

　今日からメカシーを持ち歩くときには、しばらく出番がなくて休養中だった「AERO CONCEPT」の超メカアタッシェケースと一緒に持ち歩こうと決めた。使用するメモ用紙は、ネット通販の宅配段ボールにクッション材としていっぱい入ってくるザラ紙を自分で延ばして、適当なサイズにカットした自家製再生紙。そしてそれをクリップするのは、知人が作ってくれた無垢板を使ったこだわりのクリップボード「SMOL」にしよう。

究極のアルミ削り出しメカボールペン「メカシー」にはやはりこだわりのAERO CONCEPTのアタッシェケースとDevonの超メカニカル腕時計しか似合うモノはないだろう

ハードなアルミ削り出しメカシーだが、冷たい存在ではないので、天然無垢板を使ったクリップボードである「SMOL」とは意外と相性が良いようだ。しばらく筆者の持ち歩きの定番コンビネーションになりそうだ

 

今回の衝動買い

アイテム：荒木エフマシン「MechaSEA（メカシー）」
・購入：代官山 蔦屋書店　文具売り場
・価格：1万6500円

T教授

　日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。