LGエレクトロニクスはCES 2020にてプレスカンファレンスを開催。AIテクノロジーの進化が語られた他、8K有機ELテレビ、8K液晶テレビなどの製品ライナップが発表された。
2020年のLGの有機ELテレビは、8Kテレビだけでも8K有機ELテレビ「ZXシリーズ」(88型/77型)と、NanoCell技術を用いた8K液晶テレビ“NanoCell TV”「Nano 9シリーズ」を展開。8K液晶テレビはさらに「99シリーズ」「97シリーズ」「95シリーズ」と多数のラインナップを展開。
LGはConsumer Technology Association(CTA) が定めた8KテレビのCTA(コントラストモジュレーション比50%以上)の基準をクリアしており、LGのテレビが“リアル8K”と訴えている。
4K有機ELのシリーズは「RXシリーズ」「WXシリーズ」「GXシリーズ」「CXシリーズ」「BXシリーズ」の5シリーズ。4K液晶テレビは“Nano 9シリーズ”の4K機「90シリーズ」 “Nano 8シリーズ”「Nano85シリーズ」「Nano80シリーズ」とバリエーション豊富なラインナップを展開。
有機ELテレビではデザインで差別化。「RXシリーズ」は巻き取り式の有機ELテレビで、65型の1モデルを展開。「WXシリーズ」は現行の有機ELテレビよりさらに極薄ウォールペーパーデザインを採用。「GXシリーズ」が“ギャラリーデザイン”を採用している。
さらに、新サイズとなる4K有機の48型パネルを採用した「LG 48CX」がもブースに出展。プレスカンファレンスでの発表はなかったが、日本市場ではこちらのモデルの需要も大きそうだ。
有機ELテレビに共通する機能として、LG独自の映像プロセッサー「α9gen3 AI Processor」を採用しており、ディープラーニングによる高画質化と共に、人物の顔をきちんと美しく描写する「AI Picture Pro」、ステレオ音声をバーチャル5.1ch化する「AI Sound Pro」といった機能を搭載。
ドルビーによる新HDR規格「Dolby Vision IQ」対応、UHD Allianceによる映画監督の意図通りの映像を表現する「Filmmaker Mode」にも対応する。
ゲーマーとして重要な機能が、LGの2020年の家庭用の薄型テレビとして初めてNVIDIAの「G-SYNC」にも対応だ。LG OLED TVは可変リフレッシュレートによる入力高速応答速度を備えており、PCゲーマー向けのモニターの選択肢としても考えられるようになりそうだ。PCモニターも4Kで「G-SYNC」対応モデル群が当たり前となっていきそうだ。
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