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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第75回

中国と北朝鮮のリスクにどう対処するのか:

アップル好業績でもティム・クックCEOが減給のワケ

2020年01月09日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura 編集● ASCII

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●クックCEOは減給

 そうしたなか、アップルがSEC(米国証券取引委員会)に提出した書類から、ティム・クックCEOの給料も明らかになりました。

 これによると、CEOの報酬は300万ドルと変わりませんでしたが、ボーナスは1200万ドルから767万ドルに減額されていたことが分かりました。他の役員についても、400万ドルだったボーナスが260万ドルに減額されています。

 これはiPhoneの不振が続いていることが要因だと思われます。というのも、実はアップルが年間で設定していた売上高2560億6000万ドルという目標は、2019会計年度についてはクリアしていたため、主力製品の不振から、ボーナスの減額という形で責任を取ったと考えられます。

 それでも、クック氏がアップル株として受け取る報酬は1億1350万ドル分あり、あれだけの企業のトップらしい報酬を受け取っていることが分かります。

 (※あえて日本円換算を書きませんでしたが、気になる方は上の数字に、単純に108をかけてみて下さい)

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