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kintoneの可能性を拡げる魂の戦いが今年も戻ってきた

VRや社内RPG、オタク対応まで熱いLT満載だったkintone hack NIGHT

2019年11月08日 17時30分更新

文● 大谷イビサ/Team Leaders

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kintoneのバリアフリー化を本気で試した浅賀功次さん

 赤い芸人の嵐が去った後は、高橋さんと正反対とも言える静かな口調のアールスリーインスティテュートの浅賀功次さん(確か去年も同じ展開だった)。浅賀さんはkintoneのバリアフリー化に本気で挑戦した話を披露した。

アールスリーインスティテュートの浅賀功次さん

 昨年の登壇はスマートスピーカーとkintoneを連携させるネタだったが、実はこれがきっかけで仙拓との連携につながった。仙拓は左の親指しか動かない重度障害者である佐藤仙務社長はじめ、障害者や女性が中心としたクリエイター企業になる。「そんな仙拓において、どうやってキーボード入力してタイムカードに打刻すればいいでしょうか? 突然の体調不良をどのように把握すればよいでしょうか?」(浅賀氏)。この課題を改称すべく、音声によるkintoneタイムカードの打刻にチャレンジした。

 さっそくAmazon EchoShowを使ったデモ。浅賀氏が「タイムカードを開いて」とリクエストすると、EchoShowから今の時刻と打刻の有無、そして体調まで尋ねられる。もちろん、退社時も同じ。これらの質問に音声で答えると、kintoneのタイムカードアプリに打刻はもちろん、会話の内容もきちんと登録される。

Amazon EchoShowを用いて、音声だけでkintoneに打刻できる

 今回のチャレンジにより、音声での打刻が可能になり、体調を把握することも可能になった。今後は画面付きデバイスに対応し、聴覚障害の人にも使ってもらいたいという。「今回、開発もすごく大変なことをやったわけではないが、ちょっとしたアイデアとITの力を組み合わせることで、kintoneの可能性を広げることができると思います」と浅賀さんはコメント。枯山水のような静けさながら、kintoneのUIを拡げていく強い意思を感じたセッションだった。

kintoneの便利機能をツールボックス化した松田正太郎さん

 5番手はプロジェクト・アスノートの松田正太郎さん。素人を謳う松田さんは、「エンジニアでもない、プログラマーでもない、サンプルをコピーして動かんと言っている素人がどうやって勉強したか」と語り始める。

プロジェクト・アスノート 松田正太郎さん

 松田さんの勉強道具はずばり「Cybozu Developers Network」。これを使ってやったのは、アウトプット駆動型の勉強で、やったことはどんどんブログに書く。初心者がはじめの一歩を踏み出すために書いた「ど素人が始めたkintoneカスタマイズ」という内容のブログは、Cybozu DevCampの教材でも使われたという。

 今回kintone hack nightに参加するに当たっては、なかなかスキルでは追いつけないので、どこで使うか、何に使うかのアイデアで勝負することにした。具体的に作ったのは、今までアプリごとにやっていた操作をツールとしてまとめた「kTools」だ。たとえば、「フィールドまるごとコピー」ではアプリ番号を指定することで、文字通りフィールドをコピーできる機能。また、フィールド簡単設定やユーザーの設定一括変更、フィールドコード変更などもまとめて設定できるようになっている。まさに日々kintoneを使っているユーザー目線の「道具」提案だった。

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