ICTとつながりが深い湯崎知事
湯崎知事は、ICT業界ともつながりが深い。というのも、自らもこの業界で起業した経験があるからだ。
湯崎知事は1965年、広島県出身。1990年3月に東京大学法学部卒後、同年4月に通商産業省(現:経済産業省)に入省。自動車、対米通商、エネルギー、ベンチャーなどを担当したほか、シリコンバレーのベンチャーキャピタルに出向した経験も持つ。1995年6月には米スタンフォード大学で経営学修士を修了している。
2000年3月に退官後、アッカ・ネットワークスを設立し、代表取締役副社長に就任。DSLの立ち上げ期に、個人および法人向けブロードバンド事業を通じて、日本のインターネット産業の基盤構築に貢献した。アッカ・ネットワークスは2005年に上場後、イーアクセスに買収され、イーアクセスはソフトバンクに買収されている。
湯崎知事は、2008年3月にアッカ・ネットワークスの副社長を退任し、2009年11月の広島県知事選挙で初当選。現在三期目を迎えている。知事就任から10年を経過したところだ。
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