このページの本文へ

業界人の《ことば》から 第365回

デジタルトランスフォーメーションを推進する稀有な広島県

2019年10月30日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集● ASCII

  • お気に入り
  • 本文印刷

ICTとつながりが深い湯崎知事

 湯崎知事は、ICT業界ともつながりが深い。というのも、自らもこの業界で起業した経験があるからだ。

 湯崎知事は1965年、広島県出身。1990年3月に東京大学法学部卒後、同年4月に通商産業省(現:経済産業省)に入省。自動車、対米通商、エネルギー、ベンチャーなどを担当したほか、シリコンバレーのベンチャーキャピタルに出向した経験も持つ。1995年6月には米スタンフォード大学で経営学修士を修了している。

 2000年3月に退官後、アッカ・ネットワークスを設立し、代表取締役副社長に就任。DSLの立ち上げ期に、個人および法人向けブロードバンド事業を通じて、日本のインターネット産業の基盤構築に貢献した。アッカ・ネットワークスは2005年に上場後、イーアクセスに買収され、イーアクセスはソフトバンクに買収されている。

 湯崎知事は、2008年3月にアッカ・ネットワークスの副社長を退任し、2009年11月の広島県知事選挙で初当選。現在三期目を迎えている。知事就任から10年を経過したところだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ