容易ではないが10%は達成できる
一方で、時田社長は「私自身がCDXOとして、富士通グループの先頭に立って社内改革を行なっていく。富士通が、多様性に富むプロフェッショナル集団となり、クリエイティブなアイデアを生み出し、それを顧客に提供できる企業に変わる。富士通自身がDXに率先して取り組み、そこで得られた知見や経験値を顧客に提供する」と語る。
そして、「私が掲げた目標は確実に必達させる」とし「質を変え、成長を目指すことが私の使命である。この3ヵ月間、検討した結果、営業利益率10%は目指すことができる。容易な道ではないが10%はできる」とする。
これまで、富士通の歴代社長が掲げながらも、未達に終わってきた営業利益率10%の目標。「DX企業」となった新たな富士通が、新たな体制で挑むことになる。
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