強力に進化した夜景撮影機能で
夜の猫も逃さず撮れる!
このようにブラブラ歩いてるときに、ふと出会った猫とご挨拶ってときはスマートフォンがいい。カメラ……特にレンズがでかいと猫も警戒するし、スマートフォンならすぐ取り出せるし。と、猫にかまけてたら待ち合わせに遅れそうになったので、近道をしようと狭い路地にはいったら……路地が逆方向に大きくカーブしてて結局遠回りになったのだけど、おかげで玄関前で見張りしてる自宅警備猫に出会えたのだった。喜んでる場合ではないのだけど、猫がいたのだからしょうがない。そっとしゃがんでiPhoneで挨拶。
×2の望遠カメラものばかり続いたので、超広角ものも1枚。地元の人たちが集う酒屋さんがあって、店頭におかれたビールケースを椅子に何人かが楽しげに酔っ払ってたんだけど(たぶん、いつもこんな調子なんじゃないかと思う)、その真ん中、ドアの真ん前に猫がいるではないか。酔客たちの顔が写らないように、でもみんなで猫を囲んで飲んでる感が出るように、超広角で。
逆に×2よりさらに望遠に、つまりデジタルズームにしてみたらどうだろうってことで、×4にして撮ってみた。望遠カメラのデジタル2倍だ。これだと多少離れててもぐっと寄って撮れる。
どうかなあ。以前のデジタルズームに比べるとけっこう良くなった気はする。あ、iPhone 11 Proの新撮影機能でまだ紹介してないのがあった。それはナイトモード。数秒間かけて設定を変えながら超高速連写して合成してキレイな夜写真を撮る機能である。
ナイトモードで3秒かけて撮った夜猫写真をどうぞ。すごいよ、なにこれって感じ。まさかほんとにここまで撮れるとは、ですよ。ここはかなり暗い公園なのだ。
超広角からナイトモードまで新機能をいろいろ駆使してみたけど……いやあ、文明ってすごいわ。猫を撮るスマートフォンならiPhone 11 Proといっても過言じゃないかもですよ。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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