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仕事に差がつく!阿久津良和「Office 365のスゴ技」 第76回

プレゼンや製品紹介で使える便利機能

パワポの画面録画を使いこなそう

2019年08月13日 11時30分更新

文● 阿久津良和 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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本連載は、マイクロソフトのSaaS型デスクトップ&Webアプリケーション「Office 365」について、仕事の生産性を高める便利機能や新機能、チームコラボレーションを促進する使い方などのTipsを紹介する。

 Office 365を使いこなして仕事を早く終わらせたい皆様にお届けする本連載。今回はPowerPointの画面録画機能に注目する。

意外と使えるPowerPointの画面録画機能

 Windows 7であれば「ステップ記録ツール」、Windows 10なら「Game Bar」を使えばデスクトップの動作を録画できる。相手にアプリやサービスの動きを説明する場面で便利だ。だが、どうせ動画作成するのであれば、普段から使い慣れたツールの方が読者諸氏も使いやすいだろう。そこで注目するのがPowerPointの「画面録画」機能だ。まずは以下の手順を実行してほしい。

1.「挿入」タブの「メディア」セクションの並ぶ「画面録画」をクリックする

2.背景領域グレーアウトし、デスクトップ上にコントロールが現れる。「領域の選択」ボタンを押すか、「Win」+「Shift」+「A」キーを押すと……

3.録画対象となる領域の選択が可能になる。ドラッグして録画対象アプリなどを赤罫線が示すように囲んだら、「録画」ボタンを押すか「Win」+「Shift」+「R」キーを押す

4.これでカウントダウン後にデスクトップ録画が始まる。プレゼンに取り込む動画を撮り終えたら、「Win」+「Shift」+「Q」キーを押す

 撮影できる最小領域は64×64ピクセル。音声やマウスカーソルを動画に取り込む場合は、各ボタンを押すか、前者なら「Win」+「Shft」+「U」キー、後者のマウスカーソルは「Win」+「Shift」+「O」キーでオン/オフを切り替えられる。録画中も、録画開始でも使用した「Win」+「Shift」+「R」キーを押せば、一時停止可能だ。

5.録画した映像はそのままプレゼンテーションファイルに取り込まれる。サイズ変更なども自由自在だ

 よくプレゼンテーションで、PowerPointのスライドから動画再生アプリを起動して紹介する登壇者を見かけるが、スライドプロジェクタに表示させるためのウィンドウ操作は煩雑である。アピールしたい機能を画面録画機能で撮影し、そのままPowerPoint内で映像を流した方がスマートだろう。

6.動画のコンテキストメニューから、「メディアに名前を付けて保存」を選択すれば、録画映像の再利用も可能だ

 PowerPoint内で動画の不要部分を削除する場合は、トリム機能が便利だ。「ビデオのトリミング」ボックスを起動すると、緑色のマーカー(開始点)と赤色のマーカー(終点)をドラッグで調整するだけで再生範囲を調整できる。ただし、一般的な動画編集ツールと異なるため、中盤のカットなどは難しい。

7.動画のコンテキストメニューと並んで現れる「トリム」をクリックする

8.各マーカーを左右にドラッグして、再生位置と終了位置を調整することで、不要な部分の再生を抑止できる

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