両利き対応の左右対称デザイン、5Gオプティカルセンサー採用
最新「Razer Viper」は小さくないのに超軽い、独自スイッチでクリックも超反応!
2019年08月09日 19時00分更新
Razerから、本体重量約69gと軽量化を実現したゲーミングマウス「Razer Viper」が発表された。海外では発表されていたが、日本でも登場することになった形だ。直販価格は1万299円で、8月22日に発売予定。今回、Razer Viperが一足早く編集部に届いたので、写真とともにチェックしてみたい。
大きめのサイズでも超軽い
遅延なしのRazer オプティカルマウススイッチ搭載
Razer Viperのサイズは、およそ幅66×奥行127×高さ38mm。同社の有線ゲーミングマウス「Razer DeathAdder Elite」のサイズがおよそ幅70×奥行127×高さ44mmなので、サイズ感はあまり変わらない。しかし、Razer DeathAdder Eliteの本体の重さが約105gなのに対し、Razer Viperは約69gとかなり軽くなっている。Razer DeathAdder Eliteくらいのサイズで、もっと軽いゲーミングマウスがほしいと思っていた人であれば、Razer Viperはかなりオススメできる。
また、従来のRazer製のゲーミングマウスは表面にラインがない、いわゆるツルっとしたモデルが多かったが、Razer Viperは亀の甲羅のようなラインが施してある。実際に使ってみてこのラインが気になることもなく、デザイン的にはよりメカのようになったと感じる。なお、写真ではパソコンと接続していないのでわからないだろうが、接続するといつものように表面後部にRazerのロゴが浮かび上がる。もちろん、Razer Chromaでカラーのカスタマイズも可能だ。
また、「Razer オプティカルマウススイッチ」を搭載しているのも特徴。従来のメカニカルスイッチは、金属パーツの接触による入力信号がパーツのバウンス(跳ね返り)現象により複数の信号を送っていたため、不要な入力をキャンセルするデバウンス ディレイ(跳ね返りによる入力をキャンセルする)プログラムが搭載されており、これが遅延の原因になっていたという。
しかし、Razer オプティカルマウススイッチは、物理的な接触が不要な赤外線ビームを採用し、クリックと同時にパソコンに入力信号が伝送されるため、ユーザーの意図したすべてのクリック動作が遅延することなくパソコンに入力・反映されるとしている。また、接触パーツに頼らないため7000万回クリックの高い耐久性も実現している。一瞬の遅延が命取りになるFPSなどのタイトルをプレーする人にとっては、うれしいポイントだろう。
左右対称デザインでどちらの利き手にも対応
手のフィット感は従来どおりかなりいい
Razer Viperは、左右対称のデザインを採用しているほか、左右両方に2つのボタンを備えているので、どちらの利き手でも使用できる。使用しないボタンは、Synapse 3ソフトウェアを使ってオフにすることもできる。実際に少しだけ使ってみたが、手にフィットする感覚は、従来のRazer製のゲーミングマウスと変わらずかなりいい。サイドの2つのボタンも自然に親指がくるベストな位置にあるので、とても押しやすかった。
私は小さなマウスでゲームをプレーするのが苦手なので大き目のサイズを使っていたが、その場合重量も小型なマウスに比べると重いモデルが多い。個人的には少し重いほうが重心がしっかりしていてエイムがブレないのでそのほうがいいと思っていたが、Razer Viperはしっかり手にフィットするので、軽さによってエイムがブレるという感覚はなかった。また、軽いので瞬時に素早いカーソル移動をする際は、Razer Viperのほうが反応できた気がする。
Razer Viperは、5Gオプティカルセンサーをトラッキングセンサーとして採用。ネイティブ16000DPIの解像度、対スピード性能450IPS(秒速11.43m)の高性能を99.4%の高精度で実現しているという。また、DPIは底面のボタンで切り替えが可能なほか、Synapse 3ソフトウェアでもカスタマイズ可能。このソフトウェアでは、8個のボタンの割り当て変更、マクロ設定、メインボタンの左右切り替え、マウスパッド・リフトオフディスタンスの最適化などもカスタマイズできる。
小型は嫌だけど軽い方がいいという人にオススメ
Razer Viperは、高性能なスイッチやセンサーを搭載しているのも魅力だが、やはり大き目のサイズで、約69gという本体重量を実現しているのが1番の特徴だと思う。これまで大き目のマウスを好みで使っていたけど、もう少し軽いモデルがいいなと感じている人なら、ぜひ1度店頭などで触ってみてほしい。