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第9世代Core&GeForce RTX 20シリーズの最強クリエイティブノートPC!

超美麗4K有機EL&世界初のAI搭載ノートPC「AERO 15 OLED」を触る

2019年08月08日 11時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ

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AIのオン・オフで性能は変わるのか?

 ではAERO 15 OLEDは実際どの程度のパフォーマンスで動作するのか検証してみよう。まずはAIを無効化した状態で「CINEBENCH」のR15とR20のスコアーをチェックする。

「CINEBENCH R15」(上)と「CINEBENCH R20」のスコアー。

 6コア/12スレッドのCPUだけあってマルチスレッドのスコアーは高いが、デスクトップ用のCPUに比べるとTDPが低いぶんスコアーも控えめ。ただし、シングルスレッドのスコアーは現行CPUだけあって高いので、どんな処理でも安心してこなせるだろう。

 続いては「3DMark」のスコアーを比較する。今回は特に何かと比較するわけでなく、AIオフの状態でこんなスコアーが出た、という報告だけにとどめたい。

「3DMark」のスコアー。

 RTX 2070を搭載しているのでDXR(レイトレーシング)のテストもできるが、ノートPC用かつ発熱と性能の最適点を追求するMax-Qデザインであるため、スコアーは全体的に控えめ。とはいえ、フルHDなら大抵のゲームを高画質設定でプレイできるはずだ。

 ではここからのテストはAIをオフにした状態とオン(AI Azure Download and Upload)にした状態で比較しながら進めていこう。まずはPCの総合性能を見る「PCMark10」を利用する。全テストグループを実行する「Extended Test」を実施した。総合スコアーだけではわかりづらいので、各テストグループごとの結果も比較する。

「PCMark10」Extended Testにおける総合スコアー(Overall)と各テストグループの総合スコアー。

「PCMark10」Extended TestにおけるEssentialsテストグループのスコアー。

「PCMark10」Extended TestにおけるProductivityテストグループのスコアー。

「PCMark10」Extended TestにおけるDigital Contents Creation(DCC)テストグループのスコアー。

「PCMark10」Extended TestにおけるGamingテストグループのスコアー。

 総合(Overall)スコアーで見るとAIをオンにした時のスコアーは3%程度向上したが、最も効果があったのはGamingで、約8%向上した。また、マルチコアを一番使いそうなDCC(Digital Contents Creation)はほぼ同じスコアーになる一方で、Productivityは6%伸びているので、AIがCPUとGPUどちらに効果があるのかは断言しにくい。

 AIを使う以上クラウド側で良い学習データが得られていなければスコアーも伸びないので、今回の結果は検証個体の特性というよりも、現在のAIがラーニングした結果こうだった、と考えていただきたい。

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