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盛田 諒の「ほぼほぼ育児」第14回

「あっ、光だよ!」と子どもが言った

2019年07月12日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 2歳児くんの保護者をしています盛田 諒ですこんにちは。参院選投票日が近づき、子育て支援関連の公約をカタログのように見比べています。日本で働くすべての親が安心して子育てできる社会ができますようにと七夕の短冊のようなことを考えているのですが、なかなか理想の政党を見つけられずにいます。どこなんでしょうね。

 他愛ない話で恐縮なのですが、先日子どもが「あっ!」と戸棚を指さしていたことがありました。「何かあった?」と聞くと「光だよ!」というのですね。見るとたしかに戸棚にきれいな朝の光がさしていたので、「本当だ!!!」とこたえ、やたら感動してiPhoneで写真も撮ってしまいました。

 別の日、子どもが絵本を読みながらページを指さし「文字あったよ!」と言っていたこともありました。まだなんと書いてあるかはわかっていないのですが、世界に文字というものがあることを発見する姿に衝撃を受けました。発見した文字を指さして「新幹線って書いてある」など適当なことを言っているのも面白かったです。

 子どもは保育園に入ってから爆発的に使える言葉が増え、家でも10秒と黙ることなくつねにしゃべりつづけています。これだけしゃべれるようになるとあたかも同じ世界が見えているように感じてしまうのですが、こうして根源的なものを発見している姿を見ると、自分たちとはまったく違う世界が見えているのだと実感させられます。

 親は子どもより経験が多いため正しいものの見方ができていると考え、よかれと思って子どもの見方や行動を訂正する部分があると思います。けれども経験が多いぶん、親は目に入っていても意識していないものが確実に増えているものだと思います。親が何気なく言ったりやったことで子どもに本来見えていた世界を台無しにして傷つけることがあるかもしれません。

 自分自身「こっちが合理的だよ」とか「そんなことする必要ないのに」と言いがちな性格なので、可能性を考えるとちょっと恐ろしくなりました。

 子どもが2歳を過ぎてからだんだんと面白がってふざけたり、親が言うのと反対のことをすることが増えてきて、「だめだよ、こうしようね」と行動を止めたり変えたりすることも増えてきたのですが、自分に見えている世界がすべてではない、相手には違う世界が見えているということは頭に置いておきたいと思いました。これは大人相手でも同じことかもしれないです。

 同時に、子どもが光や文字などを「発見」する姿をもっと見たいと思い、七夕には「たくさんの発見がありますように」という短冊を書くことになりました。周りからすると意味不明な願いだったかもしれないですが、叶ってくれたら嬉しいです。以上、ただの日記でした。盛田 諒でした。





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