
「Altair VH-AD3S」
14.1型ディスプレーを搭載する「Altair VH-AD3S」は、ドスパラが販売するモバイルノートパソコンだ。税別価格2万9980円(税込で3万2378円)という低価格を実現しており、重量は約1.37kgで薄さは16.9mmという薄さを実現している。
この低価格さとモビリティは、CPUにCeleron N3350、メモリーに4GB、ストレージを64GBのeMMCにすることで実現している。さらに、底面に搭載されたSATA接続専用のM.2端子により、手軽にストレージを増設することが可能になっている。今回は、2回目よりももうちょっと深く実際に持ち歩いた場合の使い勝手をレポートしよう。
複数作業は厳しいが、単一の作業であれば快適
Altair VH-AD3Sが搭載するCeleron N3350は、1.10GHzの2コア/2スレッド駆動である。正直、パワフルなCPUとはいえないが、実際にウェブブラウジングした場合に、どれくらいの負荷がかかるのかチェックしてみた。ASCII.jpのトップページを表示してみると、表示を開始したときは100%に上昇するものの、読み込みが終われば40%程度に落ち着いてくれた。
YouTubeのフルHD動画をシアターモードで再生する場合は、再生を開始するとCPU負荷は100%になったままであるが、動画自体はカクつきなどもなく滑らかな状態であった。1分弱ほどでCPUは落ち着きを見せ40~60%ほどの負荷になり、メモ帳でテキストを書くといったくらいの作業であれば十分行なえるようになる。
持ち運んで文章作成やウェブブラウジングするサブ機やパソコン入門機にオススメ
Altair VH-AD3Sを活用する際に、持っていると便利であろうと思われるアイテムに、HDMI端子をmicroHDMI端子に変化するコネクターがある。本体に搭載されている映像出力端子はmicroHDMIなのだが、これに対応するケーブルを持っていることはあまりないからだ。また、microHDMI端子を搭載したケーブルは汎用性があまりないので、変換コネクターを使ったほうがなにかと便利だというのもある。具体的には、エレコムの「AD-HDAD3BK」(https://www.elecom.co.jp/products/AD-HDAD3BK.html)といった商品が挙げられるが、通販サイトなどにはいくらでもあるので手頃なモノを探してみてほしい。
実際に持ち歩いてみたところ、CPUの稼働率などからもわかるとおり複数の作業を同時にこなすというのは少し厳しいものがあるのは事実だ。とはいえ、文書を作成する、ウェブブラウジングを楽しむ、といった単一の作業を行なうのであればそれほど問題はなく動いてくれる。税別で3万円を切る価格であることを考えれば、それらを割り切り外出先やリビングでちょっとした作業を行なうマシンと考えれば十分に活用しがいがある。PC入門者や、2台目のマシンを考えている人などにはおオススメの1台であろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | Altair VH-AD3S |
CPU | Celeron N3350(1.1GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 500 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 64GB eMMC |
ディスプレー | 14.1型(1920×1080ドット)ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
インターフェース | USB 3.0端子、microHDMI、マイク/ヘッドフォン出力端子、miniSDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅333×奥行222×高さ15.9mm/約1.37kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
